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J-GLOBAL ID：201402204090487023   整理番号：14A0165638

再生可能エネルギーの不確実性に対応した小規模グリッドの最適電源運用計画手法

A Determination Method for the Optimal Operation of Controllable Generators in Micro Grids that Copes with Unstable Outputs of Renewable Energy Generation

著者 (7件)： 高野浩貴 (九州大学大学院システム情報科学研究院) ,  張鵬 (九州大学大学院システム情報科学府) ,  村田純一 (九州大学大学院システム情報科学研究院) ,  橋口卓平 (九州産業大学電気情報工学科) ,  合田忠弘 (九州大学大学院総合理工学研究院) ,  飯坂達也 (富士電機(株)技術開発本部) ,  中西要祐 (富士電機(株)技術開発本部)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 133  号： 10  ページ： 1897-1904 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 再生可能エネルギー利用分散電源(DREG)と電力需要の不確実性に対応したマイクログリッドの最適電源運用計画手法を提案した。DREGは出力が自然状況に依存するため電力の安定供給に課題がある。その対応手段のひとつとして,可制御電源の出力調整と蓄電池の充放電により,電力需要やDREG出力の変動をマイクログリッド内で吸収する方法がある。この方法において,需要やDREG出力の予測値が持つ不確実性を補償していくには,可制御電源の運用計画を適切かつ高速に決定する手法が必要となる。提案手法では,予測値が持つ不確実性への対応力強化を重視し,可制御電源の起動停止計画を含めた電源運用計画決定を想定した。その実現のために列挙法とタブーサーチを条件に応じて使い分けて起動停止計画を生成し,等ラムダ法によって最適出力配分を算定した。数値シミュレーションにより,提案手法の有効性を示した。

シソーラス用語： *電力系統 ,  分散型電源 ,  *再生エネルギー ,  系統運用 ,  最適化問題 ,  負荷配分 ,  タブー探索 ,  *マイクログリッド
準シソーラス用語： *再生可能エネルギー ,  起動停止計画 ,  経済負荷配分

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (24件)：

• (1) 新電力供給システムの研究動向調査専門委員会:「マイクログリッド・スマートグリッドを含む新電力供給システムの研究動向」, 電学技報, No. 1229 (2011)
• (2) 辻 隆男・橋口卓平・合田忠弘:「マイクログリッドの需給制御技術の動向」, 日本ガスタービン学会誌, Vol. 37, No. 6, pp. 28-33 (2009)
• (3) 舟橋俊久・乙黒ひとみ・佐々木伸幸・田邊隆之・鈴木善起・栗原世治・佐野慎一・奥野義道・星 靖之・村上英樹:「小規模電力系統(マイクログリッド)における発電機最適運転の検討」, EICA, Vol. 11, No. 2, 3合併号, pp. 127-134 (2006)
• (4) C. A. Canizares and M. Kazerani : “A Centralized Optimal Energy Management System for Microgrids”, Proc. of PES General Meeting 2011, pp. 1-6 (2011)
• (5) Y. Kojima, M. Koshio, and S. Nakamura : “Development and Evaluation of Control System for Microgrid Supplying Heat and Electricity”, IEEJ Trans. PE, Vol. 128, No. 2, pp. 429-436 (2008-2) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： 再生可能エネルギー ,  不確実性 ,  小規模 ,  グリッド ,  運用 ,  計画手法