抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スイッチングアシスト補助回路を用いることによりターンオフ時問を短縮する新たな手法を提案した。この手法はソフトスイッチングを日的とするものではなく,ハードスイッチングのdv/dtを高めて高速かつ高効率なスイッチングを可能にするものである。この回路を降圧チョッパと双方向チョッパ,そしてハーフプリッジインバータに適用し,実験により連転特性を検証した。降圧チョッパでは効率は悪化するものの,軽負荷時においても1MHz駆動を実現し,50%デューティーサイクル駆動時に実際のオンデューティーサイクルを79.1%から52.8%に26.3ポイント改善できることを確認した。さらにターンオフdv/dtを0.3kV/μsから8.0kV/μsと約26倍高速化できることも確認した。双方向チョッパでは軽負荷時においてターンオフ時間を278nsから192nsと31%短縮した。そして,出力容量電荷を回収する効果と出力容量電荷を転送する効果,リカバリーアシスト効果により70W出力時において効率は59.0%から61.7%と2.7ポイント向上した。また,ハーフブリッジインバータでは14W出力の軽負荷時にターンオフ時間を380nsから288nsと25%短縮し,効率も53.9%から60.0%と最大6.1ポイント改善できることを確認した。同じ効率を達成するのに必要なデッドタイムを450nsから150nsに短縮できることも確認した。