抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マルチエージェントシステムの基本的な制御である被覆制御について解説した。まず,m次元のマルチエージェントシステムがn台のエージェントで構成されるときのn台のエージェントの位置の表現式を説明した。次に,空間上にエージェントを指定された分布で配置する「被覆」と,任意に与えられた初期配置から被覆を達成するような制御入力を求める「被覆問題」の概念的な説明をした。次に,被覆制御を理解する準備として,Veronoi図と勾配系の概念を説明した。その上で,被覆制御について説明した。ここでは,マルチエージェントシステムに対して,被覆の度合いが評価関数によって表現されているとし,制御情報が自身の位置情報と近傍の位置情報で構成され,システム全体が評価関数の勾配系になるならば,マルチエージェントシステムの配置が評価関数の停留点に収束するということを述べた。そして,被覆を実現する制御入力を求める事例を解説した。