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J-GLOBAL ID:201402204525946599   整理番号:14A1263540

地震に誘発された地滑り:分布,運動及びメカニズム

Earthquake-induced landslides: Distribution, motion and mechanisms
著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 544-559  発行年: 2014年08月 
JST資料番号: U2456A  ISSN: 0038-0806  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本論文の目的は,2011年東北地方太平洋沖地震により発生した多くの地滑りの要因を明らかにすることである。東北地方の地質,本震の地震動及び地震時の降雨について述べた。福島県白河市近く及び栃木県中東部で観測された特有現象の1つとして,斜面の多くが鋭敏な火山灰質粘性土を多く含んでいた。従って,その地域のPGA及びPGV評価値はもっと大きく,鋭敏土を軟化させた可能性がある。本震の前の降雨量はほとんどなかったが,多くの地滑りが含水量の高い火山灰質粘性土斜面で発生した。斜面の耐震性に関する地下水及びその他の要因の影響を事例研究で検討した。各地滑りのメカニズムを明確にするため,影響を受けた地域,即ち葉ノ木平,岡ノ内,上柏崎で生じた3つの典型的な地滑りに注目した。本震前後の各斜面の各々の地形を正確に把握するために,レーザプロファイラー(LP)による詳細な測量を,葉ノ木平及び岡ノ内地滑りで実施した。エンジニアリングの視点からの各斜面の地滑りメカニズムの解析的検討のため,実験室試験で求めた実際の土壌特性の数値解析を行った。各地滑りの滑り面で採取した粘土質ロームの乱さない試料を用いた繰返し直接・三軸試験の結果,剪断強度は繰返し荷重下では減少し,最終的には高移動性の材料として機能する可能性がある。強度低下は,堆積作用により生じた粘土粒子構造の破壊によって引き起こされると考えられる。本震時間が3分を超えたので,斜面は長時間に亘り強震動にさらされた。鋭敏な粘性土は高移動性となり,地滑りの到達距離が長くなったと考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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自然災害  ,  斜面安定,掘削変形 
引用文献 (5件):

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