文献

J-GLOBAL ID：201402204659469983   整理番号：14A0372816

水素貯蔵に適したナノカーボンの形状とサイズの理論的な推定

A theoretical deduction of the shape and size of nanocarbons suitable for hydrogen storage

著者 (2件)： ISHIKAWA Shigeru (Tokai Univ., Dep. of Chemistry, Fac. of Sci., 4-1-1 Kitakaname, 259-1292, Hiratsuka, JPN) ,  YAMABE Tokio (Nagasaki Inst. of Applied Sci., 536 Aba-machi, 851-0193, Nagasaki, JPN)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 114  号： 4  ページ： 1339-1346  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グラフェンシートからなるナノカーボンへの水素分子の吸着エネルギーを評価した。ナノカーボンの形状は間隔2dの一対の円板と半径dの円筒および半径dの切断球である。吸着エネルギーを,1/dに対する10-4Lennard-Jones関数の形で求めた。ポテンシャルの深さ(D)と平衡距離(d_e)の値は,それぞれ,円板対では94meVと2.89Å,円筒では158meVと3.14Å,球では203meVと3.37Åであった。d=d_eの場合,円板対(円筒)の吸着エネルギーは-0.9Dより深くなり,半径(長さ)がその間隔(半径)の2倍以上に増加すると,-Dに近づく。球の吸着エネルギーは開口の半径が0からd_eに近づくと,-Dから-0.5Dまで増加する。これらの結果は,炭素原子が約7Åの間隔で球形面上に配置されていれば,多孔質炭素材料は吸着エネルギーを約200meVまで増加できることを示している。これにより燃料電池での実用的な水素貯蔵が可能である。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  *炭素材 ,  円板 ,  円筒 ,  ミクロスフェア ,  *吸着エネルギー ,  *機能材料 ,  *水素吸蔵 ,  Lennard-Jonesポテンシャル ,  多孔質体 ,  *燃料電池 ,  水素燃料 ,  *形状効果 ,  *サイズ効果 ,  *グラフェン ,  *水素貯蔵材料 ,  ナノカーボン ,  水素燃料電池
準シソーラス用語： *グラフェンシート

分類 (4件)： 気体燃料の輸送,供給,貯蔵  (YE02060M) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  吸着の電子論  (CB12042Y) ,  燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 水素貯蔵 ,  ナノカーボン ,  サイズ ,  理論 ,  推定