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J-GLOBAL ID：201402205543980326   整理番号：13A1964928

東瀬戸内海における鯛の挙動モデリング

Behavioral modeling of Pagrus major in the East Seto Inland Sea

著者 (2件)： HAKUTA Keiichiro (The Univ. of Tokyo, 5-1-5 Kashiwanoha, 277-8563, Kashiwa, Chiba, JPN) ,  TABETA Shigeru (The Univ. of Tokyo, 5-1-5 Kashiwanoha, 277-8563, Kashiwa, Chiba, JPN)
資料名： Journal of Marine Science and Technology  (Journal of Marine Science and Technology)
巻： 18  号： 4  ページ： 535-546  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： L3249A  ISSN： 0948-4280  CODEN： JMATF9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食物連鎖の上位に属する魚の挙動の推定は,食料資源の管理およびその他の環境課題の観点から重要である。特に周辺潮流に対抗して泳動可能な成魚については,魚の挙動をモデリングする場合に移動の効果を考慮することが極めて重要である。本論文では,種々の環境ファクターに対する魚の向性を組み込むことにより移動の効果を考慮した魚の挙動モデルを開発した。モデル化する魚種には,高価値食材として資源開発される魚の代表である鯛を選定した。開発モデルでは,魚の運動の方向が水温,塩分濃度,溶存酸素量,餌密度等の環境ファクターに対する向性の強さにより決定されるとした。同モデルを対象海域の物理的環境と水質を予測するための下位栄養レベルのエコシステム・モデルおよび流体力学モデルと連成して解析した。東瀬戸内海におけるエコシステムの空間的分布と季節変動を再現すべく,数値シミュレーションを行った。モデルのチューニングにより,魚の挙動に関する適切なパラメータ値を得た。シミュレーションの結果,鯛の移動と分布に対して環境条件が大きな影響を与えることが明らかになった。また本開発モデルは,魚バイオマスの時間的,空間的変化を再現できるため,魚食料資源の管理のために,より詳細な情報を提供できる。Copyright 2013 JASNAOE Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 成体 ,  *魚類 ,  動物行動 ,  マダイ ,  モデル ,  屈性 ,  水温 ,  塩分 ,  溶存酸素 ,  食物連鎖 ,  *魚類行動 ,  *成魚
準シソーラス用語： 挙動モデル

分類 (1件)： 魚類  (FH02020K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 瀬戸内海 ,  挙動 ,  モデリング