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J-GLOBAL ID:201402206164172430   整理番号:14A0912095

夏季夜間の局地風系に及ぼす東京都心域のヒートアイランド現象の影響(続報)-局地風前線の停滞・通過と周囲の気圧場の関係-

Influence of Urban Heat Island Phenomenon in the Central Tokyo on Nocturnal Local Wind System in Summer (Continued Study): Relationship between Stagnation or Passage of Local Wind Front and Atmospheric Pressure Field in Surroundings
著者 (4件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 525-540  発行年: 2014年07月31日 
JST資料番号: F0064A  ISSN: 0546-0921  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,東京周辺の気象官署と,東京都内で気象観測を行ったMETROSのデータなどを用いて,東京のヒートアイランド(UHI)現象の影響を受けた,夜間の局地風前線(以下,前線と呼ぶ)の停滞・通過と,周囲の気圧場との関係を解析した。対象期間は,暑夏年であった2004年の7月~8月である。本研究の結果は以下のようにまとめられる。(1)UHIが発達する風の弱い深夜には,内陸側からの局地風系が,前線を伴って都心部に向かって進行する。この前線には,都心部付近で停滞して海上に進行しない場合(停滞型)と,時間の経過に伴って海上に進行する場合(通過型)が認められる。(2)停滞型の場合は,UHIに伴う都心部の気圧低下域で前線が停滞し,そこで内陸側からの局地風系と東京湾上で卓越するやや強い南寄りの風が収束している。(3)通過型の場合は,UHIに伴う都心部の気圧低下が風系に及ぼす影響は停滞型の場合に比べて弱く,内陸側から進行する局地風系と,東京湾上に残る弱い南寄りの風が収束している。(4)停滞型と通過型のどちらも,関東地方南部で気圧傾度が小さい場合にあたるが,停滞型は気圧が南側で高い場合に,通過型は北側で高い場合に対応する。周囲の気圧場のわずかな違いが,夜間の局地風系の挙動や前線の停滞・通過に大きな影響を与えることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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局地循環,気流 

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