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J-GLOBAL ID:201402206365514827   整理番号:14A0333565

単一螺旋型配位子を含む一連のランタニド錯体のアセトニトリル中及び固体状態でのルミネセンス挙動

Luminescence behaviour in acetonitrile and in the solid state of a series of lanthanide complexes with a single helical ligand
著者 (8件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 1225-1234  発行年: 2014年03月 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2個のビピリジン-6-アルデヒド分子がエチレンジアミンによって架橋された6価配位子Lと硝酸ランタニドの反応により,一連のヘリックス構造錯体LnL(Ln=Nd,Eu,Gd,Tb及びHo,2個のNO3イオンが軸位配位)を合成した。これらの錯体の構造をX線構造解析により決定し,ルミネセンス挙動を調べた。EuLとNdLはアセトニトリル溶液及び固体状態でff遷移に帰属される比較的明るいルミネセンスを示した。その発光機構を明らかにするため,ff発光を示さないGdLのリン光スペクトルの測定から配位子Lの三重項(T)状態のエネルギー準位を推定した。その結果,配位子Lのドナー準位(T状態)とEuIIIあるいはNdIIIのアクセプタ準位の重なりが生じ,ππ*発光ではなくL上に局在した励起光子が効率的にff発光するためであることを示した。TbL錯体のルミネセンス量子収率は温度とその状態(固体,溶液)に依存することが分かった。すなわち,固体状態(77K)での量子収率は90%以上であるが,室温固体及び溶液状態ではルミネセンスは観測されなかった。この結果は,TbIIIの発光性f準位と配位子Lの励起T状態が熱平衡にあることを示唆する。これらの希土類元素錯体はいずれも安定で,溶液中でもそれらの分子構造を保持し,各ランタニドイオンのエネルギー緩和過程に基づく特徴的なルミネセンス挙動を示すことが分かった。HoL錯体の場合,HoIIIのイオン半径が小さいため,配位子Lのビピリジン基はねじれた配置をとっていることが分かった。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第3族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  錯体のルミネセンス 

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