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J-GLOBAL ID:201402206685346833   整理番号:14A1239255

電池性能向上のためのコア-シェル構造LiMn0.5Fe0.5PO4@Cの精密表面制御

Accurate surface control of core-shell structured LiMn0.5Fe0.5PO4@C for improved battery performance
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資料名:
巻:号: 41  ページ: 17359-17365  発行年: 2014年11月07日 
JST資料番号: W0204B  ISSN: 2050-7488  CODEN: JMCAET  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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リチウムイオン電池(LIB)用カソードとして高いエネルギー密度を発揮しうる多価陰イオン型遷移金属化合物LiMn0.5Fe0.5PO4(LMFP)の欠点である電気伝導度の低さを改善するために,表面に炭素を精密に被覆する方法を開発した。ゾルゲル法に類似した方法として,レソルシノール-ホルムアルデヒド(RF)原料液を用いてLMFPナノ粒子表面にて重合を行わせ,硬化と黒鉛化処理を行った。LMFP粒子は200~500nmの大きさのロッド状であり,その表面に炭素層が均一に被覆されているコア-シェル構造の形成が確認された(LMFP@C)。原料液中のレソルシノール濃度またはLMFP粒子混合量を変化させ,あるいは重合時間を変化させることにより,炭素シェル層の厚さをnmオーダーで精密に制御することができた。得られたLMFP@CをLIBカソードに用いて,充放電試験,電気化学インピーダンス試験,サイクル特性試験を行った。炭素シェルを有するLMFPカソードの放電容量は大きく増加したが,炭素シェルの厚さ3nmが最適値であり,それ以上シェル厚さが増すと却って放電容量は低下した。55°Cという高温での50サイクル試験後にも,炭素シェルの厚さ3nm以上のカソードは特性がほとんど低下しなかった。電解液中,55°CでのLMFPの溶出試験を行った結果,炭素シェルは溶出を抑えるのに有効であった。LIBの非常時の安全性の評価として,623Kまで加熱した場合の発熱を試験した結果,炭素シェルは発熱を抑える効果があった。本研究による炭素シェル被覆方法は,精密制御が可能で,簡易で経済性に優れており,今後の応用が期待される。
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分類 (3件):
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二次電池  ,  電極過程  ,  塩 
タイトルに関連する用語 (4件):
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