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J-GLOBAL ID：201402207123106992   整理番号：14A0405971

広がりを見せる衛星利用 超小型衛星RISING-2搭載マルチスペクトル望遠鏡

著者 (5件)： 栗原純一 (北大 大学院理学研究院) ,  高橋幸弘 (北大 大学院理学研究院) ,  武山芸英 (ジェネシア) ,  金井美一 (ジェネシア) ,  若生一広 (仙台高専)
資料名： O plus E  (O plus E)
号： 413  ページ： 398-401  発行年： 2014年03月25日 
JST資料番号： Z0994A  ISSN： 0911-5943  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道大学と東北大学が共同開発し2014年に打ち上げられる,50kg級超小型衛星RISING-2に搭載されるマルチスペクトル望遠鏡鏡において使用されるゼロ膨張セラミックスミラーと液晶波長可変フィルターを紹介した。開発した高精度望遠鏡(HPT)の地上分解能は5m,口径10cmを制約条件として設計し,光検出器には2次元センサを用いた。ピント調節機構や色収差を排除するために,カセグレン型反射光学系とした。アサーマル特性を得るために,HPT鏡筒を主にCFRPで構成し,部分的にインバ合金を用いた。このHPTのStrehl比は0.92で,0.8以上の回折限界性能を満たすことが示された。HPTではビームスプリッタを赤(610~650nm),緑(520~600nm),青(400~510nm),近赤外(650~1050nm)の4バンドに分光する。この近赤外バンドを1nm刻みで観測できる波長可変フィルタを開発した。これを用いれば,森林構成樹種の判別や生育状態の調査が可能となる。

シソーラス用語： *人工衛星 ,  気象衛星 ,  *反射望遠鏡 ,  膨張係数 ,  セラミック ,  反射鏡 ,  光学フィルタ ,  液晶 ,  スペクトル ,  *スペクトル画像
準シソーラス用語： マルチスペクトル ,  地球観測衛星 ,  *超小型衛星 ,  波長可変フィルタ

分類 (3件)： 光学顕微鏡,望遠鏡  (QF05050R) ,  分光法と分光計一般  (BD07041Q) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (2件)：

• 冨岡義弘, 坂本祐二, 福田和史, 杉村伸雄, 桑原聡文, 吉田和哉:“超小型地球観測衛星「RISING-2」の開発報告”: 多波長望遠鏡による積乱雲およびスプライト現象の観測, 電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス 112(107), pp.83-88, (2012)
• T. Kuwahara, K. Yoshida, Y. Sakamoto, Y. Tomioka, K. Fukuda, N. Sugimura, J. Kurihara, T. Fukuhara, Y. Takahashi:“Constellation of Earth Observation Micro-satellites with Multi-spectral High-resolution Telescopes”, 27th AIAA/USU Conference on Small Satellites, 12-15 Aug. (2013)

タイトルに関連する用語 (5件)： 広がり ,  衛星利用 ,  小型衛星 ,  マルチスペクトル ,  望遠鏡