文献

J-GLOBAL ID：201402207455889087   整理番号：14A0400649

燃料電池触媒層:ポリマー科学の観点

Fuel Cell Catalyst Layers: A Polymer Science Perspective

著者 (1件)： HOLDCROFT Steven (Simon Fraser Univ., British Columbia, CAN)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 26  号： 1  ページ： 381-393  発行年： 2014年01月14日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プロトン交換膜燃料電池内の触媒層で使用されるイオノマーの機能は,触媒である白金の活用と触媒の安定性の改良やガス透過性の調節などに関係する。触媒層の形成は,パーフロロスルホン酸(PFSA)イオノマーのような固体プロトン伝導膜中に触媒を充填する。触媒層は触媒インクから形成される。触媒インクの性能は触媒/イオノマー粒子の凝集サイズ,粘度などによって支配される。触媒インクのナノおよびメソ構造に関して,動的光散乱技術,超小角X線散乱を利用して触媒層への影響および炭素とイオノマーの相互作用,粒子サイズなどの情報を得る。さらに,炭素担体の親水性/疎水性や多孔質構造の影響について解析した。また,触媒層の動力学と質量輸送パラメータに影響を与えるイオノマーのプロトン伝導性,酸化還元反応動力学,酸素質量輸送と水輸送について解析した。次世代のアイオノマーは,温度と湿度に対する感受性が少なく,高い酸素/水素透過性の保持,水/アルコール混合物への分散性および化学的劣化を受けにくいものとなるであろう。

シソーラス用語： *燃料電池 ,  *固体高分子形燃料電池 ,  イオノマ ,  白金触媒 ,  透気性 ,  *ナノ構造 ,  動的光散乱 ,  小角X線散乱 ,  構造 ,  プロトン伝導 ,  酸化還元反応 ,  *層 ,  *触媒層 ,  超小角X線散乱
準シソーラス用語： ガス透過性 ,  *プロトン交換膜燃料電池 ,  多孔質構造

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 燃料電池 ,  触媒層 ,  ポリマー ,  科学 ,  観点