文献
J-GLOBAL ID:201402207502333025   整理番号:14A0303732

ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)由来の化学的に安定なセリンアルカリプロテアーゼの特徴決定

Characterization of a chemostable serine alkaline protease from Periplaneta americana
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号: Nov  ページ: 14:32 (WEB ONLY)  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: U7024A  ISSN: 1471-2091  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:プロテアーゼは多くの主要生理プロセスに関与する重要な酵素であり,産業上の応用に対して強い可能性を秘めている。昆虫の消化管の蛋白質分解活性は,多様な特性と特異性を備えた多くのアイソフォームにより担われている。このように,昆虫のプロテアーゼは産業上のプロセスにおけるツールとなり得る。結果:本研究では,ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)由来のセリンアルカリプロテアーゼの精製および特徴,ならびに様々な生物製剤における添加剤としての本酵素の有望な適用について報告する。酵素はアセトン沈殿およびセファデックスG-100でのゲルろ過クロマトグラフィーによって,ほぼ均一にまで精製した。酵素活性はゲル濾過クロマトグラフィー後に4.2倍まで上昇した。精製した酵素はSDS-PAGEで分子量~27.8kDaの単一バンドとして検出された。精製した酵素のプロテアーゼ活性の最適pHおよび最適温度は,それぞれ約pH8.0および60°Cであることが分かった。精製した酵素はフェニルメチルスルホニルフルオリドにより完全に阻害されたことから,本プロテアーゼはセリン型であると確認した。精製した酵素は,界面活性剤,酸化剤,還元剤および漂白剤に対して非常に安定で共存可能であることが分かった。さらに,本酵素は有機溶媒および市販の洗剤に対しても安定性を示した。結論:ワモンゴキブリ由来のセリンプロテアーゼのいくつかの重要な特徴が明らかになった。さらに,昆虫は,界面活性剤,しみ抜き剤やその他の生物製剤における添加剤として使用可能である,ユニークな特徴を備えた産業上重要なプロテアーゼの優れた代替供給源となるものと思われる。本研究において報告されたワモンゴキブリ由来のプロテアーゼの特性は,様々な産業プロセスにおいてさらに利用可能である。産業上の展望としては,色々な昆虫種に由来する様々な重要な特徴を備えた酵素の同定が,優れたアプローチおよび生物資源となり得る。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  各種物理的手法 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る