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J-GLOBAL ID:201402207525357185   整理番号:14A0662078

水田の地下水位制御を核とした高度地域輪作システムの確立 第4章 関東東海地域における地下水位制御を核とした地域輪作システムの確立 1 関東における地下水位制御システムによる水稲・麦・大豆2年3作省力高生産体系の確立と実証

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号: 528  ページ: 90-99  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)大豆の不耕起狹畦密植栽培の検討:FOEAS圃場の大豆は対照区より莢数,百粒重が増大し,増収した。また,FOEASと不耕起狭畦栽培の組み合わせで最も多収の傾向がみられた。大豆を2年連作した後の土壌のリン酸緩衝液抽出態窒素量はFOEAS区で高い傾向を示したが,堆肥施用の有無では有意差は認められなかった。(イ)大豆の地下灌漑の効果の検討:成熟期頃までの-30cm処理は過湿になって生育を抑制する可能性があり,地域の灌漑慣行による8月下旬までの処理など夏季のみでも効果があると考えられた。(ウ)地下灌漑がダイズ立枯性病害発生に及ぼす影響:白絹病は地下水位が制御されている圃場で少ない傾向にあり,作土の耕起や中耕による土壌の撹拌のない不耕起栽培は白絹病の発病を抑制することが推測された。(エ)大豆のMo富化種子:Mo富化種子を用いると根粒の窒素固定が促進され,大豆の地上部乾物重が大きくなり,条件によっては増収した。(オ)小麦作における地下灌漑の効果:小麦作における地下水位制御は,登熟期間に無降水日が2週間以上続くような高温で降水量の少ない条件で収量を高める効果が得られたが,通常年では-30cmの水位一定制御は土壌が過湿となり,登熟期間の生育を抑制すると考えられた。水稲作により補助暗渠の排水機能が低下したFOEAS圃場では,麦作前の籾殻暗渠の再施工により排水機能が回復し,収量の向上に効果が得られた。(カ)乾田直播水稲の晩播:乾田直播水稲におけるFOEAS水管理区は早期の地下灌漑により苗立ちが早く推移し,苗立ち率も高い傾向にあった。(キ)地下水位制御が雑草動態に及ぼす影響:地下水位制御が雑草の出芽動態に与える影響は,-30cm制御では影響は認められなかったが,-10cm制御区で播種後速やかに雑草が出芽した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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作物栽培一般  ,  農業土木 
引用文献 (6件):
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