抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エネルギー源とシステム形式が異なる3種類の暖房プラントのライフサイクル影響を比較した。水・水電動ヒートポンプ,水・水吸収ヒートポンプ,および天然ガス燃焼ボイラの3種類で,温度20°C以下の流量24m
3/hの低温地熱源を使う。ヒートポンプとボイラは一価システムで作動すると仮定した。暖房期に屋外温度が変化する50/40°Cでの熱供給網について解析した。ライフサイクル環境影響は,ライフサイクル評価手法の枠組で評価した。ライフサイクル評価に使う方法はエコ指標’99である。評価した平均季節の地域熱需要に合致するように供給する熱量を持つ暖房プラント系統として装置を規定した。暖房プラント系統を記述するデータは,文献と系統のエネルギー解析から導いた。原燃料の輸送はEcoinventデータベースを使い,単一指標・損傷カテゴリー指標・影響カテゴリー指標の3レベルで解析した。システムのライフサイクルのモデリングがSimaProソフトウェアを使った。その結果,低温地熱を使う暖房プラントはガス燃焼ボイラより指標が低い。ヒートポンプ二つの比較では吸収ヒートポンプの方が電動ヒートポンプより環境影響が低い。しかし,エコ指標が高くても,ガス燃焼ボイラは人の健康損傷が低い。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.