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J-GLOBAL ID：201402207884276891   整理番号：13A1960870

上部構造の断面特性が津波によって橋に生じる作用に及ぼす影響

EFFECT OF CROSS-SECTIONAL CONFIGURATION OF SUPERSTRUCTURE ON HYDRODYNAMIC BEHAVIOR OF BRIDGES SUBJECTED TO TSUNAMI-INDUCED LOADING

著者 (4件)： 中尾尚史 (独立行政法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター) ,  張広鋒 (合肥工業大学 土木与水利工程学院) ,  炭村透 (独立行政法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター) ,  星隈順一 (独立行政法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 69  号： 4  ページ： I.42-I.54 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,橋が津波の影響を受ける時に橋桁に作用する圧力と橋桁支点部に作用する力を水路実験により計測し,その圧力と支点反力の関係について検討した.水路実験では長方形断面模型,2主桁断面模型,4主桁断面模型を作製して実験を行った.その結果,長方形断面の場合,両支点に下向きの支点反力が作用するが,2主桁,4主桁断面では津波が作用する側の支点で上向きの反力,反対側の支点で下向きの支点が作用し,津波が作用する側が持ち上がるような方向の回転力が作用することが分かった.さらに流体解析ソフトを用いた解析を行い,水路実験の再現計算を試みた.解析では長方形断面模型,2主桁断面模型をモデル化して解析を行った.その結果,津波が作用する側の床版側面や床版張出部,主桁に作用する圧力は実験結果を再現できることが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *流体力 ,  *上部構造 ,  *形状効果 ,  津波 ,  水位 ,  動水圧 ,  橋梁支承 ,  反力 ,  波形 ,  シミュレーションモデル ,  解析モデル ,  波高 ,  流れ特性 ,  桁橋 ,  水理模型実験 ,  *津波波力
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  支点反力 ,  *津波力 ,  流況

分類 (2件)： 流水中におかれた物体  (RC10030J) ,  物体の周りの流れ  (BC02040N)

引用文献 (21件)：

• 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震土木施設災害調査速報,国総研資料第646号,土研資料第4202号,2011.
• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説Ⅴ耐震設計編, 2012.
• 平木雄,庄司学:橋桁へ作用する砕波段波の津波流体力評価,第13回日本地震工学シンポジウム, pp.821-828,2010.
• 庄司 学,平木雄,江面嘉之,飯高稔,藤間功司,鴫原良典:橋桁に作用する津波波力の水平成分と鉛直成分の発生メカニズムに関する実験的考察,第31回土木学会地震工学研究発表会講演論文集,No.5-057, 2011.
• 二井伸一,幸左賢二,庄司学,木村吉郎:津波形状の違いによる橋梁への津波作用力に関する実験的検討,構造工学論文集,Vol.56A,pp. 474-485,2010.

タイトルに関連する用語 (3件)： 上部構造 ,  津波 ,  橋