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J-GLOBAL ID：201402207967819781   整理番号：14A0227964

電力品質の現状-スマートグリッドの実現に向けて-

著者 (1件)： 小林浩 (トーエネック)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 132  号： 6  ページ： 3  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本文では,スマートグリッドの実現に不可欠な電力品質の適正維持について,電圧上昇と高調波の現状について概説した。電圧上昇の要因の一つは,分散型電源の大量導入である。電圧上昇により低圧側の供給電圧が管理目標値の上限である107Vを超えると,太陽光発電のパワーコンディショナ(PCS)では発電抑制機能が働くことから,近年問題となっている。一方で,従来からある電圧上昇の要因に,進み力率に起因するフェランチ効果がある。そのため,電気共同研究では,力率改善用の進相コンデンサの容量の適正化と自動力率制御装置の設置を盛り込んだ受電設備の仕様を提言している。高調波に関しては,テレビ等の家庭電器や太陽電光発電のPCSから発生する高調波電流はJISC6100-3-2や系統連係規程にて規制されているが,ビルや工場などの需要家から流出する高調波電流は,高調波抑制対策ガイドラインによる自主的な対策にゆだねられている。そのため,ガイドラインの実効性を上げるための技術指針の作成を進めている。

シソーラス用語： *送電系統 ,  *配電系統 ,  電力品質 ,  電圧変動 ,  高調波 ,  太陽光発電 ,  *スマートグリッド
準シソーラス用語： *送配電系統 ,  電圧上昇

分類 (1件)： 送配電一般  (NB05010K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 電力品質 ,  現状 ,  スマートグリッド