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J-GLOBAL ID：201402208131138883   整理番号：14A1077748

新しいナノポーラスアラミド繊維エアロゲル

A New Nanoporous Aramid Fiber Aerogel

著者 (4件)： DU Lei (Zhejiang Sci-Tech Univ., Hangzhou, CHN) ,  DU Lei (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  TABATA Isao (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  HIROGAKI Kazumasa (Univ. Fukui, Fukui, JPN)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 70  号： 9  ページ： 197-202  発行年： 2014年09月10日 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,簡単な方法で新しい有機エアロゲルを作製した。プリカーサとして用いたパラアラミド繊維は,ジメチルスルホキシド(DMSO)/テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)溶液に溶解し,アセトン中で再生し,超臨界CO₂で乾燥し,最終のエアロゲルを得た。エアロゲルは,密度測定,SEM観察,およびBET法で特徴づけた。その結果,最適条件で再生し乾燥した作製エアロゲルは,幅約20nmの規則的な分子鎖束をもつことが分かった。この構造中に,メソ多孔性に属する平均孔径11.535nmと,細孔に属する0.77nmの細孔径分布の中心をもつ多数のナノ細孔があった。さらに,ナノ細孔は互いに架橋し3D網目を形成した開放気孔であった。一方,試料は大きな比表面積510g/m³で,密度は0.083g/cm³(気孔率94.3%と高く)と低かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 材料 ,  多孔質体 ,  *アラミド繊維 ,  *エアロゲル ,  プリカーサ ,  *試料調製 ,  *構造特性 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド ,  脂肪族ケトン ,  *ナノポーラス材料
準シソーラス用語： *ナノポーラス体

分類 (2件)： その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

物質索引 (3件)： ジメチルスルホキシド ,  テトラブチルアンモニウムフルオリド ,  アセトン

引用文献 (26件)：

• S. S. Kistler, J. Phys. Chem., 36, 52 (1932).
• S. S. Kistler, Nature, 127, 741 (1931).
• H. Jin, Y. Nishiyama, M. Wada, S. Kuga, Colloid Surf. A, 240, 63 (2004).
• F. Fischer, A. Rigacci, R. Pirard, S. Berthon-Fabry, P. Achard, Polymer, 47, 7636 (2006).
• O. Aaltonen, O. Jauhiainen, Carbohyr. Polym., 75, 125 (2009).

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノポーラス ,  アラミド繊維 ,  エアロゲル