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J-GLOBAL ID：201402208585485901   整理番号：14A0165697

ガラス線量計用銀活性リン酸塩ガラスのラジオフォトルミネッセンスとフォトルミネッセンス

Radiophotoluminescence and Photoluminescence in Ag⁺-activated Phosphate Glass Used as Glass Dosimeter

著者 (5件)： 南戸秀仁 (金沢工業大学 高度材料科学研究開発センター) ,  宮本由香 ((株)千代田テクノル 大洗研究所) ,  竹井義法 (金沢工業大学 高度材料科学研究開発センター) ,  平澤一樹 (金沢工業大学 高度材料科学研究開発センター) ,  遠藤和弘 (金沢工業大学 高度材料科学研究開発センター)
資料名： 電気学会論文誌 E  (IEEJ Transactions on Sensors and Micromachines)
巻： 133  号： 10  ページ： 307-311 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： L3098A  ISSN： 1341-8939  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,個人被ばく線量計として実用されているガラス線量計の母体である銀活性リン酸塩ガラスにおけるラジオフォトルミネセンス(RPL)およびフォトルミネンセンス(PL)特性の放射線量依存性およびアニール効果を詳細に調べた。その結果,X線吸収線量が約15Gyを超えるとRPL強度は,吸収線量の増加とともにRPL強度は徐々に飽和した。この結果は,15Gy以上の高線量では,吸収線量とRPL強度の間には直線性が成り立たず,積算線量計としての利用は何らかの校正が必要であることが分かった。また,銀活性リン酸塩ガラスにおけるPLとRPLのX線照射量依存性およびX線照射後の250°Cでのアニール時間依存性からPLとRPLの変化は相補的な変化を示し,その挙動は可逆的であることが分かった。

シソーラス用語： *線量計 ,  *放射線ルミネセンス ,  *光ルミネセンス ,  *リン酸塩ガラス ,  放射強度 ,  放射線照射 ,  依存性 ,  照射線量
準シソーラス用語： ガラス線量計 ,  銀活性リン酸塩ガラス ,  発光強度 ,  照射量依存性

分類 (2件)： 線量計測・計測器  (AD08050Q) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (9件)：

• (1) H. Nanto : “Basic principle of accumulation-type personal dosimeter for ionizing radiation and its appolication”, Ionizing Radiation, Vol. 37, No. 1, pp. 3-9 (2011) (in Japanese)
• 南戸秀仁:「積分型個人被ばく線量計の原理とその応用」, 放射線, Vol. 37, No. 1, pp. 3-9 (2011)
• (2) T. Ikegami : “Development of glass dosimeter”, Ionizing Radiation, Vol. 30, No. 1, pp. 45-59 (2004) (in Japanese)
• 池上 徹:「ガラス線量計の開発動向」, 放射線, Vol. 30, No. 1, pp. 45-59 (2004)
• (3) T. Yamamoto, D. Maki, F. Sato, Y. Miyamoto, H. Nanto, and T. Iida : “The recent investigations of radiophotoluminescence and its application”, Radiation Measurements, Vol. 46, pp. 1554-1559 (2011)

タイトルに関連する用語 (5件)： ガラス線量計 ,  銀 ,  活性 ,  リン酸塩ガラス ,  フォトルミネッセンス