抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,Power Inversionアルゴリズムを用いたアダプティブアレー(以下,PIアダプティブアレー)を,ITS通信における干渉低減や自動車内における干渉低減に応用する研究が進められている。従来のPIアダプティブアレーでは,複数のアンテナ素子における素子特性及び信号環境は均一とされており,その場合,PIアダプティブアレーで用いる拘束ベクトルの設定には,自由度があった。しかし,上述のような応用例では必ずしも同一特性,同一信号環境とはならず,その場合,拘束ベクトルの設定によって動作特性が異なることを筆者らは見出した。本論文では,素子ごとに条件が異なる場合のPIアダプティブアレーの動作を示し,適切な拘束ベクトルの設定方法について検討した結果を述べる。はじめに2素子アレーの場合について解析的に検討し,拘束ベクトルの影響について理論的に検討する。次に,数値例を示し,理論的検討結果と合わせて拘束ベクトルの影響を明らかにする。(著者抄録)