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J-GLOBAL ID:201402209020851978   整理番号:14A1175892

Fe基超伝導体におけるイントラ-インターバンドペアリングとオーダーパラメータの対称性: モデル研究

Intra-inter band pairing, order parameter symmetry in Fe-based superconductors: A model study
著者 (2件):
資料名:
巻: 618  ページ: 102-109  発行年: 2015年01月05日 
JST資料番号: D0083A  ISSN: 0925-8388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Fe基超伝導材料のようなマルチギャップ系においてなぜ超伝導転移温度が一つだけなのかを解明するために,単純化して2バンドモデルで考えた。このモデルは,電子と正孔のフェルミ面が入れ子になっていることによるスピン密度波(SDW)と軌道密度波(ODW)で構成され,さらに異なるペアリング対称性の超伝導も考慮される。イントラバンドペアリングやインターバンドペアリングの一方だけでは実験事実のいくつか,たとえばギャップ比の大小や電子比熱の温度特性,を説明できないことを明らかにした。マルチギャップを持つFe基材料ではインターバンドペアリングが単一の超伝導転移温度を生ずるためには必須であることを示した。本モデルの結果は以前の文献(Dolgov et al.,2009)と一致するが,合わない結果もある。それについても議論した。イントラ-インターバンドペアリングが共存すると,比熱と超伝導転移温度の比が転移温度の二乗に比例することとなる。この結果は,電子ドープでも正孔ドープでも当てはまり,d+sペアリング対称性を持つ符合交換s±波対称性の場合に成立する。本研究はイントラ-インターバンドペアリングの組み合わせがペアリングの機構によらず重要であることを示したものである。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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金属系超伝導体の物性 

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