抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(株)NTTデータでは日本語関連ツイートを蓄積し,API(Application Program Interface)を通じて利用者に提供している。本論文では,1)トラフィックの継続的な増加,2)ツイート数の瞬間的な増加,3)Firehoseからのデータ再取得の難しさといった本Twitterデータ提供システム開発での課題とその対策について述べた。1)には,i)サーバのスケールアウト構成,ii)受信サーバの処理軽減,iii)フィルターホース配信サーバにおけるマッチ処理の高速化,iv)データフロー上隣接するサーバの同一スイッチ接続,v)ツイート削除メッセージ量の絞り込みを行った。2)に対してはサーバ間に置かれたキューによる吸収,及びリングバッファを用いたDBアクセスのタイムアウト時間の自動調整を図った。また,3)にはSPOF(Single Point of Failure)を排除することで,メンテナンスや単一障害で処理が止まることがないようにした。さらに,蓄積基盤としてApache Hadoopを用いており,a)圧縮形式SnappyとファイルフォーマットSequenceFileとの組合せによる圧縮とスプリットの両立,b)JSONのパース・構築オーバヘッドを回避するためのSequenceFileのキーと値の設計,c)検索範囲が長期間に渡る複数クエリのまとめ込みを採用した。