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J-GLOBAL ID:201402209399120835   整理番号:14A0661539

CaO-Al2O3基鋳型フラックスの結晶化特性と高アルミニウムTRIP鋼の連続鋳造中の鋳型内性能におよぼすその効果

Crystallization Characteristics of CaO-Al2O3-Based Mold Flux and Their Effects on In-Mold Performance during High-Aluminum TRIP Steels Continuous Casting
著者 (4件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 1081-1097  発行年: 2014年06月 
JST資料番号: E0411B  ISSN: 1073-5615  CODEN: MTTBCR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高アルミニウム変態誘起塑性(TRIP)鋼鋳造のために新規開発したライム-アルミナ基鋳型フラックスの結晶化挙動を実験的に検討した。高Al TRIP鋼の熱伝達と潤滑性能におよぼす鋳型フラックス結晶化特性の影響について評価した。その結果,ライム-アルミナ基鋳型フラックスの結晶化温度はライム-シリカ基鋳型フラックスのそれらよりかなり低い事を示している。B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>添加量の増加はライム-アルミナ基鋳型フラックスの結晶化を抑制する一方で,Na<sub>2</sub>Oは反対の効果を示している。高B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>添加量と3.3のCaO/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>比を持つライム-アルミナ基鋳型フラックスの連続冷却ではファセットcuspidineが最初に析出し,針状CaO・B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>または9CaO・3B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>・CaF<sub>2</sub>がこれに続く。低B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>含有量(5.4質量%)と1.2のCaO/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>比を持つライム-アルミナ基鋳型フラックスでは微細CaF<sub>2</sub>の生成が最初に始まり,優勢な結晶相として相互に連結した塊状CaO・2Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>がこれに続く。さらに鋳型フラックスの連続冷却中に低温にてロッド状2CaO・B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>析出物が出現する。B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>を含まない鋳型フラックスではCaF<sub>2</sub>と3CaO・2SiO<sub>2</sub>の生成後に相互連結した塊状CaO・2Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>が析出し,これらでほぼ全結晶比となる。鋳造実験の結果,高結晶化度のライム-アルミナ基鋳型フラックスを用いた連続鋳造中のメニスカス付近では鋳型熱伝達速度が大きく低下し,このため鋳造スラブの表面沈下が大きく低減する事になる。しかし,鋳型フラックスの過剰な結晶化は鋳型と凝固シェル間の潤滑の悪化をもたらし,鋳造スラブ上の引きつりマークのような種々の欠陥を誘起する。研究した鋳型フラックスの中では,高B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>添加量と3.3のCaO/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>比を持つライム-アルミナ基鋳型フラックスが比較的良好な性能を示している。Copyright 2014 The Minerals, Metals & Materials Society and ASM International Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
鋳造に関する各種技術  ,  鋳造法,鋳込 

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