抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまで,インバータとACサーボは可変速駆動機器という共通性を持ちつつ,産業界で各々固有の適用範囲を拡大している。しかし,近年の産業界のグローバル化に伴い,装置を構成する駆動システムでも一層の価値向上が求められており,従来は安価なACサーボのラインアップなどでコスト低減を実施していた。今回,更なる価値向上を図るため,全く異なるアプローチとして既存のインバータ・ACサーボという機種の枠を超えた“三菱センサレスサーボ”の開発を行った。この開発によって,センサレス(検出器非搭載)で簡易位置決めを可能にしたドライブユニット“FR-E720EX”とサーボモータ“MM-GKR”を新規ラインアップしている。この機種の主な特長は次のとおりである。(1)センサレスで高精度。PM(Permanent Magnet)モータをPMセンサレスベクトル制御によって,センサを使用せずに磁極位置,速度を検出する高精度な運転を実現しており,1)位置決め運転(位置決め精度±1.8°),2)負荷変動時も安定した運転(速度変動率±0.05%,速度制御範囲1:1,000,速度応答100Hz),3)停止時も保持トルクによって外力による移動の防止が可能となる。(2)センサレスでコンパクト。ACサーボモータの小形機をベース機種としており,さらに,センサレス化によって検出器が不要となるため,コンパクトな外形サイズを可能としている。(著者抄録)