抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,地域住民を主体とした景観の計画・運営のための実践理論を基礎づけることを目的とする.本論では,ベルクの風土論を基礎として風景の持続性の概念とその意義を示した上で,木岡による風景認識の構造論的な把握と動態論に基づき,「語り」による風景価値の発現と共有,実践へと展開する景観の計画・運営の理論的枠組みと方法を示した.また,風景の持続性の根拠となる通態的関係(風景の見方と構築環境の相互関係)を取り上げ,いくつかの具体的な歴史上の風景の価値づけと造景表現の関わりを示すとともに,暗黙的実践のなかからの風景の表象化の可能性について論じ,風景の持続性を支える景観研究のアプローチと課題を示した.(著者抄録)