抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,学習者が個人のコンパイルエラー修正履歴を観察,分析できるシステムCocoViewer(Compile error Collection Viewer)を開発した。本システムは,プログラミングの授業でコンピュータに蓄積された開発環境の操作履歴を利用してコンパイルエラーの修正時間を計算し,その推移グラフを自動生成し提示する。学習者はエラーの種類毎に集計された推移グラフの一覧や,各個のエラーが生じた状況の詳細な分析が可能である。これまで学習者各々が漠然と抱いていたコンパイルエラー修正の学習状況が定量的に把握されることで,学習の動機付け,プロセスの改善促進,およびエラーに対する恐怖感の軽減をすることが本研究の目的である。文科系の大学生を対象としたプログラミング入門教育の受講者約100名に試用実験を行った。その結果,被験者は興味を持ってシステムを利用し,エラーに対する対話が促進され,コンパイルエラーについての誤った認識が改善し,コンパイルエラーへの恐怖感が軽減されるという結果が得られた。(著者抄録)