文献

J-GLOBAL ID：201402211210044569   整理番号：14A1236427

広帯域単一ターゲットエコー波形の計算機シミュレーションとその応用

Computer Simulation of Broadband Single-target Echo Waveforms and its Application

著者 (1件)： AMAKASU Kazuo (Tokyo Univ. Marine Sci. and Technol.)
資料名： 海洋音響学会誌  (Journal of the Marine Acoustics Society of Japan)
巻： 41  号： 4  ページ： 183-190  発行年： 2014年10月01日 
JST資料番号： L1051A  ISSN： 0916-5835  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単一ターゲットエコー波形の計算機シミュレーションは水産音響にとって役立ってきた。これまでの研究では,通常の科学的エコーサウンダーの使用が仮定されてきたので,狭帯域のトーン破裂波が信号送信に使われてきた。しかしながら,最近開発された広帯域エコーサウンダーに対する計算機シミュレーション法がまた十分に確立されていない。本論文では,線形周波数変調信号を用いた広帯域単一ターゲットエコー波形の計算機シミュレーション法を提示した。本シミュレーション法では,ターゲットの後方散乱だけでなく,トランスジューサの方向性と透過損失も考慮した。シミュレートされた広帯域単一ターゲットエコー波形は様々な研究に応用されるであろう。本研究では,体積後方散乱強度に対する広帯域信号処理法を,多数のシミュレート単一ターゲットエコー波形の総和から生成した広帯域多重ターゲットエコー波形を用いて実証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *エコー ,  ターゲット ,  *水中音響 ,  波形 ,  周波数変調 ,  広帯域 ,  信号処理 ,  装置 ,  後方散乱 ,  音波反射 ,  *ターゲットストレングス ,  *音響測深機 ,  超音波エコー ,  *計算機利用 ,  *利用

分類 (2件)： 音響信号処理  (BB03050C) ,  水中音響応用  (BB03090U)

引用文献 (27件)：

• K. Foote, "Linearity of fisheries acoustics, with addition theorems," J. Acoust. Soc. Am., 73, 1932-1940 (1983).
• J. Saneyoshi and K. Nakamura, "Theory and model experiment on reflection of ultrasonic waves from numerous reflectors," J. Acoust. Soc. Jpn., 8, 123-127 (1952)(in Japanese).
• K. Sawada, "Study on the precise estimation of the target strength of fish," Bull. Fish. Res. Agen., 2, 47-122 (2002)(in Japanese).
• B-K. Hwang, M. Furusawa, and M. Ogata, "Validation of multi-frequency inversion method by using dummy scatters of zooplankton," Fish. Sci., 73, 250-262 (2007).
• J. J. Traynor and N. J. Williamson, "Target strength measurements of walleye Pollock (Theragra chalcogramma) and a simulation study of the dual beam method," FAO Fish. Rep., 300, 112-124 (1983).

タイトルに関連する用語 (6件)： 広帯域 ,  ターゲット ,  エコー ,  波形 ,  計算機シミュレーション ,  応用