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J-GLOBAL ID:201402212726817463   整理番号:14A0905125

「根の形態的・生理的形質および節水と耐干性のイネにおけるそれらの水生産性との関係」のリプリント

Reprint of “Morphological and physiological traits of roots and their relationships with water productivity in water-saving and drought-resistant rice”
著者 (5件):
資料名:
巻: 165  ページ: 36-48  発行年: 2014年08月15日 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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節水と耐干性のイネ(WDR)は本質的に灌漑水を削減することができ,一方節水灌漑下で水稲と比較してより多くの穀粒を生産する。しかしそのメカニズムは未だ理解されていない。筆者らは,根の改良形質がWDRの水生産性を高めることに寄与するかどうか評価した。全生育シーズンに連続湛水(CF)と湿潤乾燥交代灌漑(AWD)の2段階の灌漑方法でWDRと水稲の2品種を圃場で生育させた。CF下では,穀粒収量,水生産性(灌漑水と降雨量に対する穀粒収量)および根のバイオマスや根の酸化活性(ROA)のような根の形態的・生理的形質は,WDRと水稲間で有意差を示さなかった。しかし,AWDでは,WDRは水稲と比較して,根の大きな乾燥重,根長密度,ROA,根の総吸収表面積と活性吸収表面積,根と葉におけるより多くのゼアチン(z)+ゼアチンリボシド(ZR)含量および穀粒充実中における穀粒のスクロースから澱粉への変換に関与する酵素の高活性を示した。AWD下の穀粒収量はCF下と比較して水稲では有意に低下したが,WDRでは2つの灌漑間で有意差は認められなかった。AWD下で,WDR品種は水稲品種より穀粒収量が9.2~13.4%増加し,水生産性が9.0~13.75増加した。根の乾燥重はシュートの乾燥重と有意に相関し,ROAと根のZ+ZR含量は葉の光合成速度,葉のZ+ZR含量および穀粒のスクロースから澱粉への変換に関与する重要な酵素の活性と有意に相関した。総合的に,本データは,より大きな根のバイオマス,根長密度,ROA及び根のZ+ZR含量を示す改良した形態的・生理的形質が節水灌漑においてWDRの高い穀粒収量と水生産性に寄与することを示唆する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  稲作 

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