抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力系統の作業停止計画は,通常運用時の制約を考慮しつつ,いつどのように(系統切り替えなど)するかを決定するもので,大きな負担となっている。この対策の一つとして,作業停止設備近傍開閉器に着目した計画作成手法を提案する。この手法では,作業停止設備隣接の開閉器をOCB(Outage Circuit Breaker)と定義し,このOCBの概念を基にした系統間距離を効率的に評価するOCB距離を提案する。このOCB距離を巡回セールスマン問題(TSP)における都市間の距離と見立てることで,作業停止の際のスイッチング回数を考慮した作業停止スケジュールを決定する。TSPを解く際と,作業停止時の系統の決定,系統操作の決定の際には,タブサーチを用いる。また,OCBの開閉状態を目的関数に組み込むことで,1度のタブサーチで,系統の決定,系統操作の決定を同時に行い高速化する。最後に,この手法の有効性をシミュレーションによって確認する。