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J-GLOBAL ID:201402212785891723   整理番号:14A0802284

メダカにおいて2種類のアゾール系防ばい剤(発癌性トリアジメホン及び非発癌性ミクロブタニル)が示す異なる肝チトクロームP450活性

Two azole fungicides (carcinogenic triadimefon and non-carcinogenic myclobutanil) exhibit different hepatic cytochrome P450 activities in medaka fish
著者 (3件):
資料名:
巻: 277  ページ: 150-158  発行年: 2014年07月30日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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コナゾールは,イミダゾール或いはトリアゾール含有薬剤の一種で,農業や医療分野で防ばい剤として汎用されている。アゾール系薬剤の広範な利用は,公共下水或いは病院廃水或いは農地流出水の放流表面水域の汚染をもたらす。トリアゾールのうち数種は,げっ歯類に対して発癌性である。;アゾール系による汚染は,環境安全及びヒト健康に対する懸念事項であるが,コナゾールのチトクロームP450酵素(CYPs)に関係する発癌機構は不明のままである。メダカ(Oryzias latipes)成魚を,発癌性トリアジメホン水溶液及び非発癌性ミクロブタニルに7~20日間,亜致死性濃度或いは環境濃度で連続曝露して,肝CYP活性及びCYP媒介毒性と関連する遺伝子発現を評価した。トリアジメホンもミクロブタニルも,肝CYP3A活性を誘導したが,トリアジメホンだけは,CYP1A活性を向上させた。cyp3a38,cyp3a40,プレグナンx受容体(pxr),cyp26b,レチノイド酸受容体γ1(rarγ1)及びp53の遺伝子発現は,ミクロブタニルよりもトリアジメホンの方が高かった。同様に,酵母系リポーター遺伝子アッセイによって,試験した4種のコナゾールが,アリール炭化水素受容体(AhR)の弱い作用薬であることが分かった。著者らは,下等脊椎動物メダカにおける発癌性及び非発癌性コナゾールによる特異的CYP遺伝子発現を明らかにした。肝CYP-酵素誘導は,コナゾール誘導型発癌における重要事象である可能性がある。本情報は,コナゾールのヒトの健康や水圏環境における魚類個体群に対する潜在的脅威を評価する上で,不可欠である。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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動物に対する影響  ,  有機化合物の毒性  ,  農薬 
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