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J-GLOBAL ID：201402212791169665   整理番号：14A0764401

[1]ベンゾチエノ[3,2-b]ベンゾチオフェン部分構造に基づく有機半導体

Organic Semiconductors Based on [1]Benzothieno[3,2-b][1]benzothiophene Substructure

著者 (6件)： TAKIMIYA Kazuo (RIKEN, Saitama, JPN) ,  TAKIMIYA Kazuo (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  OSAKA Itaru (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MORI Takamichi (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MORI Takamichi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  NAKANO Masahiro (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Accounts of Chemical Research  (Accounts of Chemical Research)
巻： 47  号： 5  ページ： 1493-1502  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： B0966A  ISSN： 0001-4842  CODEN： ACHRE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チオフェンに基づく有機半導体(OC)の電子構造に関心を持ち洞察を得るため,種々の誘導体中から[1]ベンゾチエノ[3,2-b]ベンゾチオフェン(BT)の分子軌道計算を行った。硫黄原子がBTのHOMOに大きな寄与をし,キャリア輸送に対して分子間HOMO重なりへの硫黄原子の有効寄与を示唆した。このことはかなり単純仮説であるが,有機電界効果型トランジスタ(OFET)のOCとしてBTを調べることを動機付けた。BTBTの電子構造,親BTBTを含む幾つかのBT誘導体の合成,液晶材料として可能性及び親BTに基づくOFET作製,OFET用OCとしてジナフト[2,3-b:2′,3′-f]チエノ[3,2-b]ベンゾチオフェンのような種々のBT誘導体とπ拡張BT類似物質の合成と評価をレビューした。それらの多くは優れたOCであり,高移動度を有するOFETを与えることが分かった。更に,この分類の幾つかの材料は繊細な素子応用に使用でき,この分類のOCの重要性がBTと関連OCに関する合成,材料変種,素子特性化,結晶構造及び電子構造をレビューすることを動機付けた。

シソーラス用語： *有機半導体 ,  芳香族縮合化合物 ,  *硫黄複素環化合物 ,  HOMO ,  化学蒸着 ,  キャリア移動度 ,  正孔 ,  電子構造 ,  FET【トランジスタ】 ,  輸送現象 ,  分子軌道計算 ,  類似物質 ,  結晶構造 ,  反応経路 ,  密度汎関数法 ,  基底関数系 ,  エネルギー準位 ,  結晶充填 ,  X線回折 ,  原子間力顕微鏡
準シソーラス用語： DFT方法 ,  キャリア輸送 ,  化学的気相蒸着 ,  気相蒸着 ,  正孔移動度 ,  有機電界効果トランジスタ ,  溶液処理 ,  ベンゾチオフェン誘導体 ,  部分構造

分類 (2件)： チオフェンの縮合誘導体  (CF07075U) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F)

タイトルに関連する用語 (3件)： ベンゾチオフェン ,  部分構造 ,  有機半導体