パーティションツリーを用いたファジィグラフのための描画アルゴリズム

SHIONO Yasunori; KIRISHIMA Tadaaki; UEDA Yoshinori; TSUCHIDA Kensei

文献

J-GLOBAL ID：201402212895209766 整理番号：14A0862316

パーティションツリーを用いたファジィグラフのための描画アルゴリズム

Drawing Algorithm for Fuzzy Graphs Using the Partition Tree

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資料名：
巻： 16 号： 5 ページ： 641-652 発行年： 2012年07月20日
JST資料番号： F1398A ISSN： 1343-0130 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

ファジィグラフを,ソシオグラム解析のための方法としてしばしばかつ効果的に用いた。ファジィグラフはノード間の多様な関係を表現することのできる基本的特性を持った。ファジィグラフの描画を,ヒューマンインタフェイスを持つ計算機支援解析システムおよび遺伝的アルゴリズムを用いた方法で研究した。しかしながら,遺伝的アルゴリズムを用いた方法は局所最適解を見つけるためあまりに多くの実行時間を要する欠点を持つ一方,ヒューマンインタフェイスを持つ計算機支援解析システムは,自動的描画を供給しなかった。これらの欠点を克服するため,著者らは,パーティションツリーを用いた明瞭かつ包括的ファジィグラフを描画するためのアルゴリズムを提案した。この方法は,格子空間の交点に配列されたノードでファジィグラフを自動的に描画した。ノードを格子交点に最適に配列しそしてパーティションツリーのクラスタレベルよりクラスタの遷移に従い至近の位置に寄せ集めるので,アルゴリズムの描画はファジィグラフ表現を介して理解することをより容易にした。さらに,ファジィグラフを在来の方法によるよりも速く描画できた。本稿は,ファジィグラフを表示するための方法を実装したシステムを導入することによりアルゴリズムとその検証を述べた。さらに,著者らは,ファジィ理論に基づく方法を用いて定量的に人間関係を解析することを著者らに可能にする,質問を学生に施す事例研究を実行した。人間関係を著者らのアルゴリズムによりファジィグラフとして表現しそしてファジィグラフを用いて解析した。(翻訳著者抄録)

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図形・画像処理一般 , グラフ理論基礎

引用文献 (23件)：

K. Sugiyama, “Automatic Drawing Method of Graph and its application,” Corona Publishing Co., Ltd., 1993 (in Japanese).
K. Sugiyama, “Graph drawing and applications for software and knowledge engineers,” World Scientific, 2002.
S. Miyamoto, “Introduction to Cluster Analysis:Theory and Applications of Fuzzy Clustering,” Morikita-Shuppan, 1999 (in Japanese).
S. Nakano, “Planar Drawings of Plane Graphs,” IEICE Trans. on Information and Systems, Vol.E83-D, No.3, pp. 384-391, 2000.
K. Misue, “Anchored Map: Graph Drawing Technique to Support Network Mining,” IEICE Trans. on Information and Systems, Vol.E91-D, No.11, pp. 2599-2606, 2008.

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