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J-GLOBAL ID：201402213473801642   整理番号：14A0226802

城郭石垣の地震時変形予測と安定性評価に関する研究

STUDY ON SEISMIC DEFORMATION PREDICTION AND DYNAMIC STABILITY EVALUATION OF CASTLE MASONRY WALL

著者 (6件)： 野間康隆 (安藤ハザマ 技術本部 技術研究所) ,  山本浩之 (安藤ハザマ 土木事業本部 土木設計部) ,  西村毅 (安藤ハザマ 技術本部 技術研究所) ,  笠博義 (安藤ハザマ 技術本部 環境開発部) ,  西形達明 (関西大学 環境都市工学部都市システム工学科) ,  西田一彦 (関西大学 関西地盤環境研究センター)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 69  号： 4  ページ： 444-456 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 城郭石垣の維持管理においては地震時の安定性評価手法の確立が課題となっている.本研究では,城郭石垣を対象として地震時の変形を予測し,なおかつ,その結果を用いて動的安定性評価を行う手法について検討を行った.具体的には,粒状体の解析手法の一つである個別要素法を用いて城郭石垣の地震時変形予測を考え,各石垣構成材(築石,栗石,地盤)の物性値と入力物性値との関係を明確にした上で実物大城郭石垣モデルの振動台実験結果の再現を試みた.この結果,地震力が作用した場合の築石の変形量や変形モードを的確に再現できることが確認された.さらに,文化財である城郭石垣を対象として地震時の安定性を評価することを目的として,上記の解析結果を「孕み出し指数」により評価する手法についての提案を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： 城 ,  予測 ,  *震災 ,  動的安定性 ,  振動台試験 ,  個別要素法 ,  *擁壁 ,  石材
準シソーラス用語： *城郭石垣 ,  *地震被害予測

分類 (2件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (22件)：

• 1) 西田一彦,玉野富雄:歴史遺産としての城郭石垣の安定性評価手法に関する工学的提案,「地盤に係わる維持・補修・管理技術に関するシンポジウム」論文集,pp. 27-32,1998.
• 2) 市岡隆興,石井信行,篠原修:伝統的石積技法の力学的考察,土木学会構造工学論文集,Vol. 42A,pp. 519-526,1996.
• 3) 八尾真太郎,桝井健:石垣築石部の長期荷重時安定性について,日本建築学会構造系論文集,No. 593,pp. 81-86,2005.
• 4) 西山哲,大西有三,大津宏康,西村浩史,梁川俊晃,亀村勝美,関文夫,池谷清次:DDAによる空積み擁壁石垣の解析,第8回日本計算工学会講演会計算工学講演論文集,pp. 177-180,2003.
• 5) 笠博義,西田一彦,西形達明,森本浩行,阿波谷宣徳,山本浩之:個別要素法による城郭石垣の安定性解析の試み,土木学会土木史研究論文集,Vol. 27,pp. 45-51,2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 城郭石垣 ,  地震 ,  予測 ,  安定性評価 ,  研究