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J-GLOBAL ID：201402213659999795   整理番号：14A0172680

エステル官能性で強化された両親媒性金ナノ粒子の細胞への取り込み

Enhanced cellular uptake of amphiphilic gold nanoparticles with ester functionality

著者 (10件)： KOBAYASHI Kenya (RIKEN, Saitama, JPN) ,  NIIKURA Kenichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TAKEUCHI Chie (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SEKIGUCHI Shota (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  NINOMIYA Takafumi (Sapporo Medical Univ. School of Medicine, Sapporo, JPN) ,  HAGIWARA Kyoji (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MITOMO Hideyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ITO Yoshihiro (RIKEN, Saitama, JPN) ,  OSADA Yoshihito (RIKEN, Saitama, JPN) ,  IJIRO Kuniharu (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 50  号： 10  ページ： 1265-1267  発行年： 2014年02月07日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： AuNP表面修飾を目的としたエステルを末端に有するPEGリガンド類(化合物C2-エステルおよびC4-エステル)を合成し,これらのエステルリガンド類が,エーテル末端を有するPEGリガンド類(化合物C2-エーテルおよびC4-エーテル)に比較して,細胞(HeLa)に取り込まれる能力が優れていることを示した。C2-エステル-AuNPs(上記C2-エステルで修飾した金ナノ粒子類)は水溶液(PBS)に単分散し,有機層(CH₂Cl₂)で処理すると有機層へ移ることが確認された。一方,PBS中のC2-エステル-AuNP類は,刺激剤としてNaOHを添加することで,CH₂Cl₂層から離れることができることもわかった。C2-エーテル-AuNP類に比較して,C2-エステル-AuNP類では細胞へのインターナリゼーションが強化される詳細なメカニズムについては不明であるが,加水分解がきっかけとなっておこる水相への移動現象を考えると,リガンドのエステラーゼによる加水分解が細胞へのAuNP類のインターナリゼーションを誘発している可能性が示唆された。

シソーラス用語： *エステル ,  *ナノ粒子 ,  取込 ,  表面改質 ,  *ポリエチレンオキシド ,  配位子 ,  *インターナリゼーション ,  HeLa細胞 ,  リガンド ,  *金ナノ粒子 ,  細胞取込 ,  細胞生理学的現象
準シソーラス用語： 細胞生理 ,  PEG【重合体】 ,  *表面修飾

分類 (4件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  コロイド化学一般  (CB11010C) ,  バイオアッセイ  (EA03060N) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： エステル ,  官能性 ,  強化 ,  両親媒性 ,  金ナノ粒子 ,  細胞 ,  取り込み