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J-GLOBAL ID：201402213855946489   整理番号：14A0865020

里山の自然資源の利活用を巡る伝統的な仕組みの意義

Significance of Traditional System to use Natural Resources in Satoyama Landscapes

著者 (1件)： 深町加津枝 (京大)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 33  号： 1  ページ： 13-16  発行年： 2014年06月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 琵琶湖西岸の伝統的な里山の事例分析(対処フィールド:大津市守山集落)から,その自然資源の利活用を巡る伝統的な仕組みの意義について考察した。地域住民による空間の使い分け,自然資源の利用,自然資源の共同管理,自然資源と子どもの遊びとの関係の4つの観点から,守山集落を対象に分析を行った。その結果から,これからのスマートな農山漁村社会にむけた様々な知見や示唆を得た。その1つが地域住民による空間認識に基づく地名(呼称)や自然・社会環境に応じた空間の使い分けである。このような仕組みは,地域の要所をおさえ,適切かつ持続的に里山全体の自然資源を利用し,管理することにつながてきたのである。

シソーラス用語： *地域 ,  *資源 ,  利用 ,  分析 ,  滋賀県 ,  *住民 ,  管理 ,  子供 ,  遊び場 ,  空間知覚 ,  環境 ,  機構
準シソーラス用語： 共同管理 ,  空間認識 ,  資源利用 ,  事例分析 ,  *自然資源 ,  社会環境 ,  大津市 ,  *地域住民 ,  *里山

分類 (1件)： 住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (6件)：

• 深町加津枝・奥敬一,比較里山論の試み-丹後半島山間部・琵琶湖西岸・京阪奈丘陵のフィールドワークから.「里と林の環境史」,文一総合出版,209-238,2011.
• 深町加津枝,身近な自然と風景~里地里山の再生による風景づくり.「風景の思想」(西村幸夫,中井祐,伊藤毅編,224pp),学芸出版社,169-185,2012.
• Fukamachi K, Miki Y, Oku H, Miyoshi I. Distribution of isolated trees and hedges in a Satoyama landscape on the west side of Lake Biwa in Shiga Prefecture, Japan: A case study from the viewpoint of biocultural diversity. Landscape Ecology and Ecological Engineering 7 (2) 195-206, 2011.
• 堀内美緒・深町加津枝・奥敬一・森本幸裕,滋賀県志賀町の2集落を事例とした1930年ごろの里山ランドスケープの空間構造と管理.ランドスケープ研究67(5):673-678,2004.
• 堀内美緒・深町加津枝・奥敬一・森本幸裕,明治後期の日記にみる滋賀県湖西部の里山ランドスケープにおける山林資源利用のパターン.ランドスケープ研69(5):705-710,2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： 里山 ,  自然資源 ,  活用 ,  仕組み