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J-GLOBAL ID：201402213898028750   整理番号：14A0598834

業務ルール管理システムBRMSの現状と動向

著者 (2件)： 森田武史 (青山学院大 社会情報) ,  山口高平 (慶応大 理工)
資料名： 人工知能  (人工知能学会誌)
巻： 29  号： 3  ページ： 277-285  発行年： 2014年05月01日 
JST資料番号： X0330A  ISSN： 2188-2266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大規模組織では1万以上の業務ルールを持ち,30~40%は頻繁に変更されるのでその維持管理・実行のための開発環境BRMS(Business Rule Management Systems)が注目されている。本論文では,BRMSをエキスパートシステムと比較し,自然言語による整構造ルールを対象として業務担当者が直接入力編集でき,業務ルールからプログラムへの自動変換を実現する点でアジャイル開発が行える利点を解説した。次に,アジャイルソフトウェア開発の原則に基づいて設計された反復型のソフトウェア開発プロセスABRD(Agile Business Rule Development)における業務ルールの開発工程を示し,業務担当者のチームだけが開発を担当するので開発コストが削減できることを説明した。実際にオープンソースのBRMSとして,複数人でルールや知識ベースを共同管理できるWebアプリケーションDrools Guvnorを取り上げた。ABRDの業務ルール開発工程での作成,検証,配置において利用でき,1)データ型付きの複数の属性からなるモデルの作成,2)Guided Rule Editor,DSL(Domain-Specific Language),決定表によるルールの作成,3)テストシナリオの作成・実行,4)統合開発環境Eclipseとの連携について解説した。

シソーラス用語： *ソフトウェア開発 ,  支援プログラム ,  *経営管理 ,  管理システム ,  *エキスパートシステム ,  *ルールベース ,  規則 ,  ソフトウェア ,  応用プログラム ,  モデリング ,  応用向き言語 ,  エディタ ,  シナリオ ,  プログラミング環境 ,  Webアプリケーション ,  *アジャイルソフトウェア開発 ,  オープンソースソフトウェア
準シソーラス用語： *BRMS ,  Eclipse ,  業務ルール ,  統合開発環境

分類 (4件)： 計算機システム開発  (JD02010R) ,  経営工学一般  (KA01010C) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (13件)：

• [Amador 12] Amador, L.: Drools Developer's Cookbook, Packt Publishing (2012)
• [Beck 03] Beck, K.: Test Driven Development: By Example, Addison-Wesley Professional (2003)
• [BLAZE 07] ブレイズ・コンサルティング株式会社 : ビジネスルール管理システム (BRMS) で構築するビジネスルールシステムについて, http://www.waku-con.com/sample/lecture_BRMS.pdf (2007)
• [Boyer 11] Boyer, J. and Mili, H.: Agile Business Rule Development, Springer (2011)
• [Browne 09] Browne, P.: JBoss Drools Business Rules, Packt Publishing (2009)

タイトルに関連する用語 (5件)： 業務 ,  ルール ,  管理システム ,  現状 ,  動向