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J-GLOBAL ID:201402214625316156   整理番号:14A0829423

韓国における「低炭素緑色成長」-エコロジー的近代化論の観点から-

著者 (1件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 85-99  発行年: 2014年06月30日 
JST資料番号: G0993A  ISSN: 0022-9725  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2008年8月,韓国のイ・ミョンバク大統領(当時)は,建国60周年記念行事において,「低炭素緑色成長」を新たな国家発展戦略として提唱した。低炭素緑色成長は「温室ガスと環境汚染を減らす持続可能な成長」であり,「緑色技術と清浄なエネルギーで新たな成長動力と雇用を創出する新たな国家発展パラダイム」である。この概念は,1980年代後半に西ドイツで提唱された政策的枠組みであるエコロジー的近代化の概念と一致していると考えることができる。本稿では,エコロジー的近代化の観点から韓国の緑色成長戦略を分析し,緑色成長の特徴を明らかにすることを目的とした。まず,エコロジー的近代化の概念を整理し,次に,緑色成長の概念と比較することでその類似点と差異を浮き彫りにし,その上で緑色成長の概念を批判的に検討した。緑色成長は地球温暖化などの環境問題への対応,資源・エネルギー節約問題への対処,そして経済成長の動力源の創出を目的とした韓国版のエコロジー的近代化政策であると位置づけられる。しかしがら,同戦略の独特な点として,経済成長・雇用政策の重視やエリートによる支配の継続といった開発主義的な特徴をもつことが明らかとなった。韓国は経済成長を継続しており,現時点では同戦略を更なる経済成長のための戦略として推進することは妥当性がある。とは言うものの,緑色成長戦略は2008年に開始されたばかりの戦略であり,戦略の是非やその成果を評価するためには今後の政策的動向に注意する必要がある。
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分類 (2件):
分類
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産業経済  ,  環境問題 

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