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J-GLOBAL ID：201402214864784757   整理番号：14A0454736

PMMA/PVBブレンドのゼロ複屈折組成と配向複屈折

Zero-Birefringence Composition and Orientation Birefringence of PMMA/PVB Blends

著者 (5件)： 遠藤朋美 (東京農工大学工学部有機材料化学科) ,  片山文恵 (東京農工大学工学部有機材料化学科) ,  斎藤拓 (東京農工大学工学部有機材料化学科) ,  徳地一記 ((株)クラレ) ,  東田昇 ((株)クラレ)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 71  号： 3  ページ： 119-124 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリメタクリル酸メチル(PMMA)は負の複屈折,ポリビニルブチラール(PVB)は正の複屈折をもつため,それらをブレンドすれば複屈折をゼロにさせることができる.PMMA/PVBブレンドのゼロ複屈折組成を調べたところ,熱延伸・急冷試料と室温延伸試料ではまったく異なる組成で複屈折がゼロになることが見いだされた.PMMA単体とPVB単体の一軸延伸後の応力・複屈折緩和測定の解析結果から配向複屈折とひずみ複屈折を求めて,それらの加成値によりゼロ複屈折組成を算出した結果,熱延伸・急冷試料の複屈折はガラス状態の配向複屈折に起因するのに対して,室温延伸試料の複屈折は室温の配向複屈折とひずみ複屈折の両者に起因することが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリメタクリル酸メチル ,  *ポリビニルブチラール ,  *複屈折 ,  *分子配向 ,  ポリマブレンド ,  延伸 ,  ガラス状態 ,  高分子膜 ,  応力緩和 ,  *光弾性 ,  光弾性試験 ,  歪測定 ,  ガラス転移 ,  ガラス転移点 ,  弾性係数 ,  粘弾性 ,  異方性 ,  歪 ,  ゴム弾性 ,  クリープ ,  光学材料 ,  透明材料
準シソーラス用語： 緩和弾性係数 ,  配向複屈折

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  光物性一般  (BM08010A)

引用文献 (17件)：

• 1) 井上 隆, 斎藤 拓, 機能材料, 7, 21 (1987).
• 2) 多加谷明広, 小池康博, “フォトニクスポリマー (高分子先端材料One Point 1) ”, 高分子学会編, 共立出版 (2004).
• 3) 斎藤 拓, 池田吉紀, 内山昭彦, 豊岡武裕, “ディスプレイ用材料 (最先端材料システムOne Point 4) ”, 高分子学会編集, 共立出版 (2012).
• 4) 斎藤 拓, 佐野 創, 高分子, 59, 841 (2010).
• 5) B. E. Read, Polym. Eng. Sci., 23, 835 (1983).

タイトルに関連する用語 (6件)： PMMA ,  PVB ,  ブレンド ,  複屈折 ,  組成 ,  配向複屈折