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J-GLOBAL ID：201402215604993510   整理番号：14A1346526

ビス(イミダゾール-2-チオン-4-イル)ホスファンから柔軟なリン架橋ビス(NHC)配位子とその銀錯体へ

From bis(imidazole-2-thion-4-yl)phosphane to a flexible P-bridged bis(NHC) ligand and its silver complex

著者 (3件)： MAJHI Paresh Kumar (Rheinische Friedrich-Wilhelms-Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  SCHNAKENBURG Gregor (Rheinische Friedrich-Wilhelms-Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  STREUBEL Rainer (Rheinische Friedrich-Wilhelms-Univ. Bonn, Bonn, DEU)
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 43  号： 44  ページ： 16673-16679  発行年： 2014年11月28日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： N-へテロ環状カルベン(NHC)は配位子として広く研究され,ビス(NHC)分子は,そのつなぎ方で1つの金属原子を取り囲めるキレート型と,背中合わせに固定され,2つの金属をつなぐ架橋型の分子がある。2つのNHCを単一のリン(III)またはリン(V)原子でつないだ,柔軟な分子がどのようなふるまいをするか関心が持たれる。本研究では,リン(V)で結合された初めてのビス(NHC)配位子分子を報告する。この化合物は,ビス(イミダゾール-2-チオン-4-イル)ホスファンの酸化的脱硫反応で,ビス(イミダゾリウム)塩を得,さらに脱プロトン化して合成した。また,中間の塩に,Ag(OTf)PPh₃を作用させて,リン(V)ビス(NHC)配位子の2Ag錯体を得た。新規化合物は分光,測光,元素分析,X線結晶解析などを行なって同定した。

シソーラス用語： カルベン ,  窒素複素環化合物 ,  配位子 ,  *銀錯体 ,  *X線構造解析 ,  リン ,  原子価 ,  *分子構造 ,  *カルベン錯体 ,  *二核錯体 ,  *三座配位子 ,  *N-ヘテロ環状カルベン ,  *カルベンリガンド ,  *ホスフィン配位子
準シソーラス用語： *N-複素環カルベン ,  *カルベン配位子 ,  *ホスファン配位子 ,  *五価リン

分類 (4件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  イミダゾール  (CF07083X) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  有機りん化合物  (CF08040N)

物質索引 (2件)： 2H-ベンゾイミダゾール-2-チオン ,  [4,4′-(フェニルホスフィニリデン)ビス(1-tert-ブチル-3-メチル-4-イミダゾリン)]-2,2′-ジイリデンラジカル

タイトルに関連する用語 (8件)： ビス ,  イミダゾール ,  チオン ,  リン ,  架橋 ,  NHC ,  配位子 ,  銀錯体