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J-GLOBAL ID：201402215972793475   整理番号：13A1534640

中国における穀物病と害虫に対する季節気候温暖化の影響

Impacts of Seasonal Climate Warming on Crop Diseases and Pests in China

著者 (6件)： Huo Zhiguo (Chinese Acad. of Meteorological Sciences, Beijing) ,  Li Maosong (Inst. of Agricultural Resources and Regional Planning, Chinese Acad. of Agricultural Sciences, Beijing) ,  Li Na (Chinese Acad. of Meteorological Sciences, Beijing) ,  Wang Li (Chinese Acad. of Meteorological Sciences, Beijing) ,  Huang Dapeng (Chinese Acad. of Meteorological Sciences, Beijing) ,  Wang Chunyan (Inst. of Agricultural Resources and Regional Planning, Chinese Acad. of Agricultural Sciences, Beijing)
資料名： Zhongguo Nongye Kexue  (Zhongguo Nongye Kexue)
巻： 45  号： 11  ページ： 2168-2179  発行年： 2012年 
JST資料番号： W1459A  ISSN： 0578-1752  CODEN： CKNYAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 以前の研究に基づき,季節気候温暖化の穀物病と害虫に対する影響の既存の事実と規則性は,季節気候温暖化に対する反応における穀物病と害虫の時空変動の事実を検出することによって組織的に分析されて,まとめられた。その後,季節気候温暖化の穀物病と害虫に対する影響の更新された理解が提案された。さらに,将来の研究のための方向が提案された。既存の事実は,暖冬が害虫と病原体の越冬期間を遅らせ,冬前の病原体県線を拡大し,冬の流行期を延ばし,越冬する害虫死亡率を減らし,冬の後の病原体源と害虫源の基本数を増やし,病気と害虫の発生,移植と危害の及ぶ期間を広げ,越冬北限を北に動かし,越冬緯度の上限を上げることを示した。持続的な暖冬は,病原体源の基本数を有意に増やすことができた。平年と比較すると,冬における病原体再生と感染症の率は,冬前より50%以上高かった。冬における害虫の生存率は平年の2倍程度多く,全国的な暖冬の後の病原体と害虫源の量は複数倍増加した。持続的な暖冬の後のペスト源の基本数は,平年の5倍以上だった。病気と害虫の初めの発生期は,それぞれ5日以上早くなり,20日,30日以上早くなることもあった。米ウンカの越冬北限は北に緯度2-4度移動し,小麦ストライプさび病の越冬緯度は上限100-300m上がった。暖春は,病気と害虫による被害期間を広げ,拡大のペースを速め,深刻な状況を加速させた。猛暑の夏は,いくつかの病原体の越夏緯度の下限を下げ,地域と量を減らし,いくつかの害虫成長期間を延ばし,死亡率を上昇させた。暖かい秋は,害虫の生存に役立ち,さらに1世代発生する可能性をもたらした。季節気候温暖化の穀物病と害虫に対する影響の時空的特徴,発生と大災害の影響計画,危機評価と適応戦略は,将来における解決に必要な重要課題である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *植物病害 ,  *害虫 ,  *虫害 ,  温暖化 ,  病原体 ,  越冬 ,  死亡率 ,  生存率 ,  ウンカ科 ,  イネ ,  さび病 ,  コムギ
準シソーラス用語： 気候温暖化 ,  時空間変動 ,  *植物病

分類 (5件)： 稲作  (FC03020C) ,  麦  (FC03033M) ,  微生物による植物病害一般  (FC04051H) ,  有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 中国 ,  穀物 ,  害虫 ,  季節 ,  気候温暖化