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J-GLOBAL ID：201402216136130557   整理番号：14A1371818

オフィスコミュニケーションを円滑化するエリア収音システムの開発

著者 (2件)： 片桐一浩 (沖電気工業) ,  矢頭隆 (沖電気工業)
資料名： OKIテクニカルレビュー  (Oki Technical Review)
巻： 81  号： 2  ページ： 60-63  発行年： 2014年10月31日 
JST資料番号： F0243A  ISSN： 1346-5961  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,複数のマイクロホンアレイを用い,目的エリアの周囲に雑音が存在していても目的音のみを収音するエリア収音技術と,この技術を実装した実時間動作するエリア収音システムを紹介した。目的音のみを収音するエリア収音技術には複数のマイクロホンから構成されるマイクロホンアレイを用いたビームフォーマ(BF)を採用した。一般的に音声は,周波数領域に成分がまばらにしか存在しないため,複数の音声が同時に存在しても,周波数領域で音声成分が重なる確率は低くなるという特性がある。従って,各マイクロホンアレイのBF出力を周波数領域で比較すると,目的エリア音成分はどちらの出力にも含まれるが,雑音成分は各マイクロホンアレイで異なることになり,エリア収音は,この特性を利用して目的音のみを収音する。評価実験を行い,エリア収音システムが目的エリア外に存在する音を抑圧できることを示した。

シソーラス用語： *事務室 ,  *コミュニケーション ,  *収音 ,  *音響アレイ ,  *マイクロホン ,  *ビーム成形 ,  *周波数領域 ,  産業衛生 ,  調整 ,  在宅勤務 ,  双方向通信 ,  *遠隔制御 ,  性能評価 ,  実時間処理 ,  評価試験 ,  *範囲 ,  *利用 ,  マイクロホンアレイ
準シソーラス用語： オフィス ,  ビームフォーマ ,  ワーク・ライフ・バランス ,  テレワーク ,  適用範囲

分類 (2件)： 事務管理  (KA07000H) ,  建築音響  (BB03080J)

引用文献 (4件)：

• 徳満 他 : 超臨場感テレワークシステム、OKIテクニカルレビュー、No.215、pp.58-61、2009
• 浅野 : 音のアレイ信号処理、2011、コロナ社
• 矢頭他 : 臨場感テレワークにおける音処理技術、OKIテクニカルレビュー、No.213、pp.16-21、2008
• 片桐 他 : 複数の3チャンネル・マイクロホンアレイを用いたエリア収音システムの開発、第18回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集、pp.458-461、2013

タイトルに関連する用語 (6件)： オフィス ,  コミュニケーション ,  円滑化 ,  エリア ,  収音 ,  開発