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J-GLOBAL ID:201402216146075252   整理番号:14A1081638

乾燥,塩,冠水ストレスに対するアジアイネ,アフリカイネおよび種間交雑品種の耐性評価

Drought, Salinity and Flooding Tolerance of Oryza sativa, Oryza glaberrima and their Interspecific Cultivars
著者 (4件):
資料名:
号: 59  ページ: 23-30  発行年: 2014年07月15日 
JST資料番号: Y0116A  ISSN: 1882-885X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ナミビア国の北部地域では雨季になると隣国アンゴラからの洪水が流れ込み,広大な季節湿地が形成される。この季節湿地には,ナミビア国の約4分の1の人口が集中しており,湿地の水資源を利用する稲作栽培が期待されている。しかしながら,当地には干ばつや不安定な洪水,塩類集積などの環境問題が存在している。本研究の目的は,アジアイネ,アフリカイネおよびそれらの種間交雑品種の乾燥,塩,濁冠水ストレスに対する耐性を評価することである。各ストレスに対する耐性を種間で比較すると,アジアイネが塩ストレスに対して高い耐性を示し,冠水ストレスに対してはアフリカイネが高い耐性を示した。乾燥ストレス耐性には種間で差異はみられなかった。供試した37品種の中で,Guayabaは全てのストレスに対して高い耐性を示したため,ナミビアでの稲作導入における候補品種であると示唆された。乾燥ストレスからの回復を出液速度から評価した結果,アジアイネおよび種間交雑品種と比較して,アフリカイネがより高い出液速度を示した。この結果は,アフリカイネは乾燥からの速い回復機構を持っており,乾燥条件下で新たに供給される水を利用することが出来ることを示唆している。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  作物の品種  ,  自然災害 
引用文献 (16件):
  • Awala, S., P. Nanhapo, L. Kanyomeka, J. Sakagami, O. Mwandemele, S. Ipinge, Y. Izumi, T. Suzuki and M. Iijima (2009) Potential for rice cultivation in seasonal wetlands and Zambezi river flood plains in Namibia. Jpn. J. Crop Sci. 78 (Extra Issue 1) : 10-11.
  • Awala, S. K., P. I. Nanhapo, J. Sakagami, L. Kanyomeka and M. Iijima (2010) Differential salinity tolerance among Oryza glaberrima, Oryza sativa and their interspecies including NERICA. Plant Prod. Sci. 13 : 1-10.
  • Cisse, A., Y. Izumi, J. Sakagami and M. Iijima (2009) Survival of prolonged flooding stress during seedlings stage of rice in Oryza sativa, O. glaberrima and NERICA. Jpn. J. Crop Sci. 78 (Extra Issue 2) : 252-253.
  • Cisse, A., Y. Izumi, K. Yamane, J. Sakagami and M. Iijima (2010) Turbidity tolerance of Oryza glaberrima Steud., O. sativa L. and their interspecific progenies including NERICA during submergence. Jpn. J. Crop Sci. 79 (Extra Issue 2) : 6-7.
  • Das, K. K., R. K. Sarkar and A. M. Ismail (2005) Elongation ability and non-structural carbohydrate levels in relation to submergence tolerance in rice. Plant Sci. 168 : 131-136.
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