文献

J-GLOBAL ID：201402216253915980   整理番号：14A0893130

アスファルテン吸着,文献レビュー

Asphaltene Adsorption, a Literature Review

著者 (1件)： ADAMS Jeramie J. (Western Res. Inst., Wyoming, USA)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 28  号： 5-6  ページ： 2831-2856  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アスファルテンは,最大,最密,最極性,表面活性の石油留分であり,n-ペンタン(C5)やn-ヘプタン(C7)等のアルカンには溶解しないが,トルエン,ベンゼン,ピリジン等の芳香族溶媒には溶解する。不安定なアスファルテンは,ボアホールやパイプラインを詰まらせ,石油の水のエマルジヨンを形成し,触媒を失活させる等,坑井から石油精製までの生産チェーンに大きな悪影響を及ぼす。溶媒による脱アスファルテンは,アスファルテンを析出するための大量のパラフィンあるいはナフテン溶媒を必要とし,高コストで非実用的である。アスファルテン吸着は,多くの変数に敏感で多面的なプロセスであり,それ故,文献では幾つかの齟齬がある。本レビューは,アスファルテン吸着に関連したアスファルテンと吸着剤の化学的と物理的特性に関する多くの基本的な側面をカバーしている。アスファルテン吸着は不可逆性で,溶媒表面積,表面酸性度,カチオン交換容量,含水量,親水性等全てが,吸着量に影響を及ぼす。極性が高く問題があるアスファルテンを選択的に除去するためには,高い酸性度で多数の水酸基あるいは他の活性結合部位を持つ吸着剤が好ましい。

シソーラス用語： 石油留分 ,  *アスファルテン ,  結合部位 ,  極性 ,  *溶媒 ,  *吸着剤 ,  *陽イオン交換容量 ,  アルカン ,  *触媒失活 ,  *酸性度 ,  吸着 ,  不可逆性 ,  *極性溶媒 ,  ヒドロキシ基
準シソーラス用語： ヒドロキシル基 ,  水酸基 ,  カチオン交換容量 ,  *表面酸性度

分類 (1件)： 石油と石油製品の性質,分析,試験  (YF02020X)

物質索引 (2件)： n-ヘプタン ,  n-ペンタン

タイトルに関連する用語 (3件)： アスファルテン ,  吸着 ,  文献レビュー