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J-GLOBAL ID:201402216484533665   整理番号:14A1103439

気象と気候に対する北極海の海氷衰退の影響

Effects of Arctic Sea Ice Decline on Weather and Climate: A Review
著者 (1件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 1175-1214  発行年: 2014年09月 
JST資料番号: D0241C  ISSN: 0169-3298  CODEN: SUGEEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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北極海と近海の海氷域面積,密接度および厚さは,最近の数十年間に強く減少した。しかし,寒冷で,豊富な積雪の冬は2005年以来,中緯度地方の陸地に亘って一般的であった。海氷衰退の影響の局地性及び遠隔性に関する研究をレビューした。海氷被覆の縮小が秋と初冬の海洋から大気への熱フラックスを増加させたことは明白で,下部対流圏の気温,水蒸気及び雲量を局所的に増加させ,安定度を低下させた。観測,大気再解析およびモデル実験に基づいたいくつかの研究は,増加したユーラシアの積雪と共に,海氷衰退が北大西洋振動および北極振動の負期に似た循環パターンに有利であることを示唆した。示唆された大規模な気圧配置は,ユーラシアの高気圧を含み。ヨーロッパおよび北東ユーラシアの寒冬に有利であった。米国西部の高気圧および米国北東部の低気圧も示唆され,寒帯気団の北米への移流に適した。しかし,中緯度地方の冬の気象は他のいくつかの因子による影響を受け。大きな年年変動を形成し,海氷衰退の影響をマスクされ易かった。さらに,大規模な海氷損失を持つ年の少数のサンプルは,海氷条件に直接起因する効果を区別することを困難にした。いくつかの研究は,進行する地球温暖化によって,中緯度大陸の寒冬がもはや21世紀の後半では一般的にならないことを示唆した。最近の研究も,ヨーロッパ,地中海,及び東アジアにおける海氷衰退と夏季降雨量間の因果を示唆している。Copyright 2014 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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気候学,気候変動 
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