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J-GLOBAL ID:201402217087843875   整理番号:14A1111161

2011年の東日本巨大地震に付随する巨大津波とその他の環境変化によって傷つけられた三陸沿岸の岩礁生態系におけるアワビとウニ群集の変化

Changes in Abalone and Sea Urchin Populations in Rocky Reef Ecosystems on the Sanriku Coast Damaged by the Massive Tsunami and Other Environmental Changes Associated with the Great East Japan Earthquake in 2011
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 47-56  発行年: 2014年 
JST資料番号: L4017A  ISSN: 1343-8808  CODEN: GLERFH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2011年3月11日に発生した東日本巨大地震に付随する津波とその他の出来事に続くアワビHaliotis hannaiとウニStrongylocentrotus nudus群集の変化を北東日本の三陸海岸にある牡鹿半島の泊浜と大槌湾の長根2地点で比較した。泊浜は直接太平洋に面しているので,大槌湾の入り口にある長根に比べて津波の影響が大きい様であった。泊浜では成体と稚貝アワビ両方が津波擾乱を明瞭に受け,長根では4cmSL以下の稚貝アワビは成体に比べて津波による大きな影響を受けた様であった。ウニの密度は泊浜と長根両地点でかなり減少し,アワビよりウニがこの出来事で大きな影響を受けたことを示した。泊浜では地震2年後でもウニ密度は低いままだが,長根では災害の6か月以内に災害前の状態にほぼ回復した。本研究の結果は,底層に弱く付着している底生生物が強く付着している生物に比べてより大きな影響を受けることを示唆した。曝露域で生息する生物は多年生昆布林に生息する生物に比べてより大きな影響を受けたようで,そこでは津波の流速が藻類キャノピーの存在によって減衰した様であった。被害を受けた群集は回復又/或いは新しい環境に順応し始めた様であるが,変化の速度とプロセスは生物間と地域間で異なった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害  ,  海洋汚濁  ,  生態系 
引用文献 (21件):
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