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J-GLOBAL ID:201402218065741935   整理番号:14A1146467

カルシウム処理したAl-Ti複合脱酸鋼中の介在物の特性に及ぼすAl量の効果

Effect of Al Content on the Characteristics of Inclusions in Al-Ti Complex Deoxidized Steel with Calcium Treatment
著者 (5件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 1755-1764 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究においては,カルシウム処理と鋼の清浄度を改善するためと,鋼のミクロ組織を微細化するための微細なTiOxの使用のために,アルミニウム-チタン複合脱酸およびカルシウム処理した鋼の介在物特性に及ぼすアルミニウム量の効果を,SEM/EDS,Image Pro-Plus6.0およびFactSage6.1ソフトウェアおよび熱力学計算に基いて調べている。結果が,異なるアルミニウム量の二つの鋼中の介在物は,MnSで囲まれたAl2O3-CaO-TiOxコアからなる二層複合構造を有する明瞭な球状複合材料介在物であることを示している。低いアルミニウムの鋼においては,介在物の酸化物コアはより多くのTiOxとCaOを含み,それらの複合構造は高いアルミニウムの鋼におけるバンドルと較べてモザイク状であり,介在物の数は高いアルミニウムの鋼よりも2.5倍多く,酸化物表面上のMnSの厚みは薄い。その上,低いアルミニウムの鋼中の介在物の融点は低く,鋼の清浄度は,介在物が浮上するために相対的に改善され,ある量のTi2O3を有するアルミン酸カルシウム介在物のアスペクト比は約1~2で,一方,酸化物コアの組成はxAl2O3=35~55%,xTi2O3=15~35%,およびxCaO=10~25%である。結果として,低いアルミニウムで脱酸した鋼の場合においてはアルミナ介在物を液体アルミン酸カルシウムに改質するために少ないカルシウムで良く,これにより,カルシウム処理の効果は改善できる。鋼中の低いアルミニウムは有害なMnSを低減し鋼の清浄度を改善するための介在物特性を制御するのにより効果的である。(翻訳著者抄録)
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製鋼 
引用文献 (40件):
  • 1) H. Ono and T. Ibuta: ISIJ Int., 51 (2011), 2012.
  • 2) P. Fassina, M. F. Brunella, L. Lazzari, G. Re, L. Vergani and A. Sciuccati: Eng. Fract. Mech., 103 (2013), 10.
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  • 4) G. H. Xiao, H. Dong, M. Q. Wang and W. J. Hui: J. Iron Steel Res. Int., 18 (2011), 58.
  • 5) K. I. Yamamoto, H. Yamamura and Y. Suwa: ISIJ Int., 51 (2011), 1987.
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