文献

J-GLOBAL ID：201402218851718211   整理番号：14A0552146

東アジアの森林におけるエアロゾルの乾性沈着

Aerosol Dry Deposition on Forests in East Asia

著者 (10件)： 松田和秀 (東京農工大学農学部) ,  佐瀬裕之 (アジア大気汚染研究センター) ,  村尾直人 (北海道大学) ,  野口泉 (北海道立総合研究機構) ,  深澤達矢 (北海道大学) ,  林健太郎 (農業環境技術研究所) ,  高橋章 (電力中央研究所) ,  高木健太郎 (北海道大学) ,  山口高志 (北海道立総合研究機構) ,  KHUMMONGKOL Pojanie (キングモンクット大学)
資料名： エアロゾル研究  (Journal of Aerosol Research)
巻： 29  号： S1  ページ： S160-S167 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： L0641A  ISSN： 0912-2834  CODEN： EAKEEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フィールド調査,堆積速度の推定,および測定技術の開発に特に焦点を当てた東アジアの森林におけるエアロゾル乾性沈着に関する最近の研究で,植生に及ぼすエアロゾルの影響の寄与の評価について検討した。勾配法によるエアロゾル沈着の測定は,沈着速度が,北米やヨーロッパの他の実験結果と一致し,理論モデルによって計算されたものよりも高かったことが示した。高い沈着速度は,大きくな摩擦速度および不安定状態と関係していた。沈着速度は,吸湿性エアロゾルの粒子径成長,および表面捕集効率の向上に基づき,湿度の影響をおそらく受けていた。エアロゾル沈着速度の推定は,i)日本の遠隔地における沈着速度のSO₂に対する硫酸塩の高い比率,熱帯林での元素状炭素のii)熱帯林での元素状炭素の高い乾性沈着,およびiii)熱帯地域での高い割合の変化による沈着速度の約10~20%の年間変動を示した。

シソーラス用語： *エアロゾル ,  *樹木 ,  *曝露試験 ,  浮遊粒子状物質 ,  針葉樹 ,  広葉樹 ,  シイノキ属 ,  葉 ,  胚軸 ,  カーボンブラック ,  表面分析 ,  表面性状 ,  ブナ ,  カラマツ ,  スギ ,  大気汚染物質 ,  林木 ,  光合成 ,  環境影響 ,  東アジア ,  大気汚染 ,  長距離輸送【大気】 ,  *森林 ,  *乾性沈降 ,  堆積速度 ,  現地調査 ,  傾斜法 ,  PM2.5
準シソーラス用語： サブミクロン粒子 ,  スダジイ ,  フィールド調査 ,  ブラックカーボン ,  越境大気汚染 ,  *乾性沈着 ,  勾配法 ,  森林樹木 ,  背軸 ,  葉(植物)

分類 (4件)： 大気汚染一般  (SB03010B) ,  粒状物調査測定  (SB03060E) ,  電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B) ,  分析化学一般  (CC02010H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 東アジア ,  森林 ,  エアロゾル ,  乾性沈着