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J-GLOBAL ID：201402218855641680   整理番号：14A1121082

時系列相関型の全球確率台風モデルの開発

DEVELOPMENT OF GLOBAL STOCHASTIC TROPICAL CYCLONE MODEL BASED ON TEMPORAL CORRELATION OF TROPICAL CYCLONE PARAMETERS

著者 (4件)： 中條壮大 (熊本大学大学院 自然科学研究科) ,  森信人 (京都大学防災研究所 沿岸災害研究分野) ,  安田誠宏 (京都大学防災研究所 沿岸災害研究分野) ,  間瀬肇 (京都大学防災研究所 沿岸災害研究分野)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 69  号： 1  ページ： 64-76 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長期の再現期間を想定した台風被害予測を行うために,少数の観測台風資料の統計特性から多数の台風資料を作成することが可能な時系列相関型の全球確率台風モデル(GSTM)を作成した.確率台風モデルの精度は台風特性値とその時間変化率に関する結合PDFの近似方法に依存しており,主成分分析とクラスター分析を用いた近似法により,中心気圧や進行方位といった台風特性値の再現性が向上することを明らかにした.また,新しく開発したGSTMを観測結果と比較して,その精度検証を行った.GSTMにより得られた台風資料から作成した各台風特性値の確率分布は,北西太平洋において観測資料のそれとよく一致しており,本確率台風モデルの有用性が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *モデル ,  全球規模 ,  確率 ,  *台風 ,  再現性 ,  期間 ,  相関 ,  *確率台風モデル ,  *全球モデル
準シソーラス用語： 再現期間 ,  時系列相関 ,  長期

分類 (1件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (24件)：

• 1) Bengtsson, L. : Hurricane threats, Science, Vol. 293, No. 5529, pp. 440-441, 2001.
• 2) ゼロメートル地帯の今後の高潮対策のあり方について,ゼロメートル地帯の高潮対策検討会,国土交通省,18p.,2006.
• 3) Henderson-Sellers, A., Zhang, H., Berz, G., Emanuel, K., Gray, W., Landsea, C., Holland, G., Lighthill, J., Shieh, S-L., Webster, P. and Mcguffie, K. : Tropical cyclones and global climate change, Bulletin of the American Meteorological Society, Vol. 79, No. 1, pp. 19-38, 1998.
• 4) Knutson, T. R., McBride, J. L., Chan, J., Emanuel, K., Holland, G., Landsea, C., Held, I., Kossin, J.P., Srivastava, A. K. and Sugi, M. : Tropical cyclones and climate change, Nature Geoscience, Vol. 3, No. 779, pp. 157-163, 2010.
• 5) Bengtsson, L., Hodges, K. I., Esch, M., Keenlyside, N., Kornblueh, L., Luo, J. and Yamagata, T. : How may tropical cyclones change in a warmer climate?, Tellus, Vol. A59, pp. 539-561, 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 時系列 ,  相関 ,  球 ,  確率台風モデル ,  開発