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J-GLOBAL ID:201402218946389800   整理番号:14A0272444

古代エジプトの銅赤ガラスの着色要因の解明と製法に関する考察

Investigation of Coloring Mechanism of Ancient Egyptian Copper-red Glass and Consideration of the Manufacturing Process
著者 (5件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 31-40 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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古代銅赤ガラスには,他の色の古代ガラスには見られない不明な点が多く残されている.本研究では蛍光X線分析(XRF)による化学組成の特性化と,X線吸収端近傍構造(XANES)解析によるCuの化学状態分析により,古代エジプトの銅赤ガラスに関する考古化学的研究を行った.銅赤ガラス生産の最初期であるエジプト新王国時代の銅赤ガラスでは,金属CuコロイドではなくCu2O微結晶による銅赤着色が行われていた.一方,エジプトにおいて銅赤ガラス生産が一般化したプトレマイオス朝~ローマ期においては,発色要因として金属CuコロイドとCu2O微結晶の2種類が同定された.2種類の発色要因の違いは,着色剤であるCuの添加量や使用された融剤の種類とも対応していた.またいずれの銅赤ガラスにおいても,含まれるCuの大部分は発色に関係しないCu+イオンとして存在していた.さらに本研究により,銅赤ガラスの製法に関する興味深い知見が得られた.(著者抄録)
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分類 (1件):
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無機化合物の物理分析 
引用文献 (25件):
  • 1) N. Brun, L. Mazerolle, M. Pernot : J. Mater. Sci. Lett., 10, 1418 (1991).
  • 2) W. A. Weyl : "Coloured glasses", p. 121, p. 420, (1959), (The Society of Glass Technology, Sheffield).
  • 3) A. J. Shortland : Archaeom., 44, 517 (2002).
  • 4) H. P. Rooksby : Phys. Chem. Glasses, 5, 20 (1964).
  • 5) I. Nakai, C. Numako, H. Hosono, K. Yamasaki : J. Am. Ceram. Soc., 82, 689 (1999).
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