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J-GLOBAL ID:201402219139063779   整理番号:14A1205288

イオン液体中のラジカルイオンの拡散と溶媒和の,磁場効果プローブによる検討

Diffusion and Solvation of Radical Ions in an Ionic Liquid Studied by the MFE Probe
著者 (3件):
資料名:
巻: 118  号: 38  ページ: 22356-22367  発行年: 2014年09月25日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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イオン液体(ILs)は,単にカチオンとアニオンから成る液体である。初期の合成法は,湿気に敏感だったので不活性ガス中での取り扱いが必要だった。1990sに入り,イミダゾリウムカチオンとテトラフルオロボレート,ヘキサフルオロホスフェートアニオンを含むILsが合成され,大気中での取扱いができるようになった。著者らは,TMPA TFSA(N,N,N-トリメチル-N-プロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)のイオン液体で,ベンゾフェノン(BP)と1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)の光誘導電子移動(ET)反応での磁場効果(MFEs)を,ナノ秒レーザー閃光分解により検討した。超微細カップリング機構(HFCM)と緩和機構(RM)による160%というMFEsが,BPラジカルアニオンの生成に対して観測された。BPラジカルアニオン吸収の時間発展から,ラジカルイオン対(RIP)に対するケージ寿命は,170nsと見積もられて,中性ラジカル対(RP)よりも大きかった。結果から,荷電溶質と溶媒分子間のクーロン相互作用から生じるラジカルイオン拡散への強いケージ効果が示唆された。また,BPラジカルアニオン生成初期のレベル交差機構(LCM)によるMFEも観測された。LCM観測から,溶媒和電子による超交換機構を介した遠隔ET反応が示唆される。本論文で,MFEプローブは,ナノ秒時間域での複雑な光化学反応の機構検討に有用であることが分かった。
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分類 (3件):
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光化学反応  ,  光化学反応,ラジカル反応  ,  脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム 
物質索引 (4件):
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