抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大都市圏郊外における空き家増加の実態とその対策を分析した。自治体の空き家条例担当部署に対し,インタビュー調査を実施した。その結果,大都市圏の郊外住宅地における空き家問題は,1960~70年代頃に開発された戸建て住宅地で深刻である。第一世代の高齢化と第二世代の離家が進行し,世代交代や相続を機に空き家が放置されることで問題化している。さらに,地域的条件や郊外住宅地の地域性も空き家増加に影響している。世代交代時に空き家化を防ぐには,1)居住者が家を空ける前に,住宅の処理や相続に関して子世代などと取り決めを促すこと,2)空き家や空き地を管理不全なまま放置しない体制を作ること,3)更地化を進める仕組みの構築,4)寄付を容易にする手続きを明確にすることが重要である。